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バスルーム改装日記(前半)

けいこです。日本は猛暑とオリンピックで熱気ムンムンかな?

こちらは真冬(と言っても凍てつくような寒さではなく、最高気温は15度くらいまで上がる)。冬はなんとなく「おうち時間」が長くなる。この時期にバスルーム改装が始まった。今回はその記録。

こちらのバスルームは、シャワー(お風呂)、トイレ、洗面が全部一緒になるので、日本人の私からすると不便。誰かがお風呂に入ってたら、トイレが使えず。そしてトイレ使用中は、歯磨きもできず。ということなので、いつも家族で一言ことわってから、使用しなければならない。

なので洗濯機がある小さな部屋を二つ目のバスルームとして改装することになった。

写真は1日目。

まず最初に電気屋さんがきて、スイッチの場所を移動したり(今のスイッチはシャワーを設置すると隠れるので)、洗面台の上のライトの準備したり。

次の日は配管工事の人が来て、いろんなパイプ・管をつなぐ。

わかりにくいけど、床にシャワーの台が設置され、汚水が流れるパイプが設置される

面白いのは、この段階でオークランド市の職員が実際に来て、ちゃんといろんなことが安全に決まりに則って設置されているかを視察にきた。こちらでは当たり前のことらしいけど、個人の家、それも1部屋を改装するだけなのに、市の職員が来ることにびっくり!(その度ごとに費用もかかる、涙)

大工さんと話していたら、新築の場合は合計20回くらい職員の人が来るとか!基礎工事や電気系統などなど。それがこちらでは当たり前らしいけど、ある意味すごいと思うけど、ある意味そんなに必要なんか?とも思う。これも異文化経験だ。

こういう記録が、家の公のものとして記録が残る。家を購入するときはこういう記録も有料で見られる。市のチェックなしに改装していたりすると、家を売るときに改めて申請したり、その時に市から元に戻すようにというような命令が出るとすごい改修料がかかったりする。また火事になった時などにも、こういう公の記録にあるものと違う構造になっていたら(例えば自分で勝手にDIYしたなど)保険がおりないこともあるらしい。だから法令遵守する必要がある。

話題を元に戻すと、実際に改修にとりかかる前に、シャワーやトイレ、洗面台、タオルハンガー、シャワーヘッドや蛇口など、を大工さんと一緒にお店に行って選んだ。今まで意識せずに使っていたものも、色や性能、好みなどを新たにして選ぶ。値段とも相談しながら。

どれも高価なので、トイレを200ドルで買えたのは嬉しかった(品番ぎれみたいな感じで安売りだった。水を流すスイッチがステンレスの銀色じゃなくて黒色だけどいい?とお店の人に聞かれて「もちろん!」と即答)これら全ては、無事設置されるまでは、リビングに山積み。

シャワーのドアや洗面台が並ぶ中で1週間ほど生活する。お買い得だったトイレも後方に控えてる

壁の色も選んでおいてね、と言われたので、ペンキ屋さんでサンプルをもらい、試し塗り。太陽光で見た時と、夜の電気をつけた時で印象も変わるので面白い。家族と友人にも加わってもらい、投票を行う。

窓枠や天井は「白」にするので、いい感じのペパーミントカラーに仕上がりますように〜(部屋全体が完成するまでは、吉とでるか凶とでるかわからない。。。)

一色は私が決めて、比較の対象にするためにお店の人に一色薦めてもらったものを比較。3色以上にしても結局迷うだけと思い、究極の2択で決める!

余談だが、配管工事をしてくれた人は空手の有段者で、日本の大会に行ったことがあるとか。それと大工さんの弟さんは、日本人の女性と結婚し世田谷に5年ほど暮らした経験がある。こういう「人の行き来」がお互いの文化を知ることになったり、親近感がわく要因になるということをまたまた経験する。

前の投稿で書いたように「点と点がつながる」感覚ってすごい大切。みんなが外国に行かなくてもいいと思うけど、若い人が旅行したり留学に行きたがらない傾向を政府(文科省?外務省?)が憂いてそれを促すような政策が施されていたのを大学に勤務している時に経験したけど、やはり大事なことだと思う。有形無形のつながりはすごく大事だ。

下記は、夫が最近日本に一時帰国して、その時に私の友人が渡してくれた本。南半球という括りで私に興味があるだろうと貸してくれた。著者は外交官だから、私の生活と比較するなんて烏滸がましいが、でもこの本にも外交の基本は人との関係やつながりだとある。すごく共感できる。

また話を戻そう。改装中は、家の庭には古いシンクがずっと置きっぱなし。最終日に他のゴミとともに撤収か。

堂々とど真ん中に放置(涙)

今日は月曜日。作業は全て今週で終わるのかな、と思ったら、ペンキ屋さんが都合がつかないらしく、作業は一旦ストップ。来週で終わればいいかな、という感じ。やはり「のんびりペース」のNZ生活です。続きは「後半」で。

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