暇と退屈(アホさ加減告白編)

けいこです。きょうこの投稿に書き込みもしたけど、きょうこの文章は「まっすぐで自分に正直で」大好きだよ。それに加えて、美しい薔薇にトゲがあるようにちょっとチクっとするスパイス的なところもある。おもしろい。

きょうこの4日間がまさに「暇と退屈」のテーマの真髄を指摘してるんじゃないか、と思ったよ。みんな思い当たるところはあるんじゃないかな〜。

さて、私は前回、フランスの社会学者などを引用して自分の考えを分析した。今まで論文書いてきたからこういう分析的な考え方が身についてしまった。それに加えて自分がモゾモゾすることはある意味「好き」なので(M体質?)それがきょうこにも伝播したら申し訳ないな、と思い、私だけのアカウントで書こうかな、とLINEで聞いたら大丈夫やよ、と返事をもらったので、引き続きこちらの「交換日記」に自分の思いを綴ることにするね。

先回はものを知ってるように「賢く」書いた笑。で、今日はいかに自分が「アホか」の情けない告白編。

前回は民泊などを考えていてビジネスプラン書いている、と言ったけど、その中にざっくりとしたお金の勘定をするセクションがあった。民泊は一泊5000円として月に10泊するとすると〜、と計算し、年500万円の売り上げになると「取らぬ狸の皮算用」をした。

「え〜、見てみて!年500万円にもなるよ、すごいね、だからみんな民泊始めてるんだよ!」と夫と浮き足立ち、早速シーツやらクッションを購入したというワケ。

その日はなんとなくルンルンして、「家にいるだけで500万か〜」と気持ちが大きくなっていたけど、夜なんとなく胸騒ぎがしてもう一度計算してみた。

そしたら「年間50万円」の間違いだということがわかった(賢い読者の方々はここまで読まなくてももうわかってるよね)。うちは夫婦ともども500万円に疑いを持たずに1日を過ごしてしまったわけ。計算できないアホ。悲しい。。。

2点目の告白。こちらはもうちょっとシリアス。

同じくビジネスプランで、自分がやりたいビジネスを妨げてる要因はなんですか?という質問項目があった。当たり前と言えば当たり前だけど、こういうふうに改めて質問されることは自分の考えを整理することになる。

「う〜ん」と考えて、自分にとってはそれが「プライバシー保護」だということに気づいた。SNSでもなんでも自分でビジネスを始めるのであれば「露出」「アウトプット」が大事だとわかっているけど、私はそれより「プライバシーを守ること」がずっと大事だと思っていて、基本「顔」は出さないし、頻度や内容もそれに気をつけてる。SNSに熱心でないのは、プライバシーをかけてやりたいことってあるのかな、と私は思う。そのきっかけになった二つの事件のうち一件。

何年か前にうちに空き巣入ったって言ったと思うけど覚えてる?空き巣が入った後の警察の人との会話(=調書)が私の「アホさ」加減を物語ってる。

警察:「長期に留守にしているということを誰かに伝えましたか?」
私:「あ、そういえば『旅行に行きま〜す』とFacebookに書きました。だから不特定多数の人が留守になると知ってると思います」
警察:(絶句した後)「あぁ〜〜〜」苦笑

結局、とられたものは現金わずかだけ。何回も言ってるけどウチはモノが少なくて金目のものがない。現金も申し訳程度にあったのみ。プロの人だと思うので、仕事の成果は全くなかったと思う。「申し訳ない」くらいにとるものがなかった(笑)。なので、実害がなく、プライバシー保護には気をつけなくちゃいけない、と学んだという意味ではすごく得るのもがあった(ポジティブ思考)。

そしてSNSと関係があったのかもわからない。2週間ほど家を空けておいたので致し方なかったのかもしれない。警察の人曰く、何回か偵察には来てると思います、とのこと。警察の人と話してて「人の闇・社会の闇」を知ることになった貴重な経験だった。

空き巣再現写真:それぞれの引き出しが同じ幅ずつちょっとだけ開けられてた。警察の人に「プロの人ってすごいですね」と感想を言ったら、そこでも呆れられた(苦笑)。でもその道のプロって誰でもすごいと思うんだよ!

私の「アホさ」加減ももちろんだけど、個人情報を守ることがますます難しくなっている昨今。特にアラ還にもなると情報社会とどう付き合うかが、大きな課題だ。

こっちで一人暮らしの女性が何年も民泊をしてるんだけど(別棟とかじゃなく、自分ちの鍵をその度ごとにゲストに渡して)「全然問題ないわよ。危なく思ったことなんて一回もないわ」と言っていたことは参考になるけど、でも。。。

私はやはりちょっと再考中。もしかしたらわずかなお金を稼ぐ=経済的資本を得るために、プライバシーを侵されるリスクは取らないかもしれない。

若い時だったらいろんなことでリスクをとっても、というかとるべき、と思うけど、この歳になってのリスクの程度はどこらへんにおくのがいいのか。例えば30代後半で大学院に行ったことなんて私にとって「リスク」の一つ。でも60代でのリスクはどこら辺が妥当なんだろう?リスクを取らなくなることが「老い」につながるんだろうか。
考える、考える。

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