女性「大丈夫だから。」←これに対する正解を解説していく
ご機嫌よう。
美々子でございます。
久しぶりに男性向けの記事を書きます。
テーマは
女性の「大丈夫」という発言に対する正しい解釈と正しい対応についてです。
女性の「大丈夫」は「大丈夫じゃない」
これについてご存知の方は多いかと思います
ただ、その知っていることをどう扱うかで
かなり差がつくテーマだと感じ、
筆を取った次第でございます。
女性が言う「大丈夫」の中身
"7、8割は大丈夫じゃない"
という解釈で丁度良いのかなと感じます。
例えば、
・「多分大丈夫。」←ダウト
・「大丈夫…かな?」←ダウト
・「大丈夫だと思う。」←ダウト
・「大丈夫。なんとかするから。(決意)」←ダウト
・「大丈夫!大丈夫!うん、大丈夫!(言い聞かせる・宣言)」←ダウト
上記5つは大丈夫じゃないです。
そんな時は
「本当に大丈夫?代わりに俺やろうか?」
「本当?無理したらあかんで。」
これで「いや、大丈夫だってば」と断られたら
稀にある本当に大丈夫なパターンか
素直になれない女性の強がりなので
それは女性側次第となります。
他にも、
・「大丈夫、大丈夫!私に任せなさーいっ!」←ダウト。違う意味で。
・「もう!大丈夫って言ってるじゃん!」←ほぼダウト。
この辺りも大丈夫じゃないと思って良い。
前者は絶好調過ぎて何かやらかしそうで
心配になる方の大丈夫じゃない状況です。
後者は強がっているパターンですね。
まぁ、正直関係が薄い状態で
本当に大丈夫か大丈夫じゃないかなんて
わかりません。わかるはずもないです。
女性同士でも難しいですからね。
ここでとっておきの引用を。
"急に不機嫌になることがあります
理由を聞いても
答えないくせに放っとくと怒ります
いつもごめんね
でもそんな時は懲りずに
とことん付き合ってあげましょう"
(トリセツ / 西野カナ)
きっとこれなんですよ。
これがベースにあると思って良いです。
超面倒ですよね。わかります。
今なら男性側の気持ちも、
女性側の気持ちもわかります。
"良い女"と呼ばれる女性陣は
恐らくここに気付いていますよね。
少なからず面倒臭い性質を持つ自分を
面倒なままにしていないはずです。
西野カナさんのトリセツが
女性からの共感を得た理由を推測すると
女性は一人で考えこむよりも、
他の人に話すことによって
感情や思考の整理を行う傾向にあるので
女性が
「大丈夫!放っておいて!」と言うときは
“今は怒ってるからあなたと話したくない!”
を意味しているんだと思います。
だから、
そろそろ聞いてほしいなと思った頃に
「実はあの時ね…」と話し始めるのです。
「大丈夫」の向き合い方
「本当に大丈夫?
何かあったら頼ってくれて良いんだよ」
と言ってみてください。
特に、
関係がまだ深くない女性には
積極的に尋ねてください。
本当、これに尽きると思います。
何度も申し上げるようですが、
「今のは本当に大丈夫そうだな」
とか
「今のは大丈夫じゃなさそう」
とか
予測するなんて無謀なんです。(断言)
同性の私でも女性の「大丈夫」の判別は
難しいと思うくらいですからね!
「大丈夫」のジレンマ
「大丈夫じゃないって言えば良いじゃん」
「面倒くさいな。ハッキリ言えよ。」
と思ったそこのあなた。
ごもっともでございます。
ど正論です。
私も以前は大丈夫じゃないのに
大丈夫だと言うタイプだったのですが、
「大丈夫って言ったら本当に大丈夫って思われちゃうんだ…」と気付いて改善しました。
だから不器用な女性陣の心境もよくわかるのです。
少しだけ彼女たちの気持ちに
耳を傾けていただけると幸いです。
基本、女性は”少女”がベースに
なっていると考えてください。
少女のまま生きていければ
のびのび笑顔で過ごせるものです。
ただし、年齢を重ねるごとに
色んな環境や人々との関わり合いの中で
“どうも少女のままでは生きていけないんだ”
と自覚する日が遅かれ早かれくるのです。
いつまでも少女のままだと
わがまま・自分勝手・自分のことを好きな子
痛い子・協調性のない子の烙印を押されます。
私の場合は中学校の頃からだったかな?
きっと女性なら誰もが経験するはずです。
で、その頃にモテる女性は
いつもニコニコして
あまり自己主張をしない子だったりしてね。
そんなこんなを見る中で
少女から大人のレディを目指すべく
「大丈夫」と強がることを覚える。
そうして
強がること=少女じゃない自分、ワガママを言わない素敵な大人
という価値観の元、生きていくこととなります。
本当は少女のままやねんけどな?
これを私はこの記事では"大丈夫のジレンマ"と定めました。
その"大丈夫のジレンマ"が完成されるまでの流れはこちら
"少女のままではいられないんだ…!
↓
大丈夫だと強がる
↓
本当は大丈夫じゃない
↓
でも今更そんなこと言えない
"子どもみたい…"
"大丈夫って言ってしまったし…"
"ワガママ言ったら嫌われるかも…"
↓
更に強がる
↓
”大丈夫な子”認定をされる
↓
(誰も私のことなんてわからないのよ…)という思考に陥る
↓
ジレンマから抜け出せない
自分の中の少女を閉じ込めるが故に
「大丈夫じゃない」と言うのが怖くなるし、
「大丈夫じゃない」のに
「大丈夫じゃないと」言えないから
余計に大丈夫じゃない。そんな状態。
恋人からは
「何を考えているかわからない」
と飽きられてしまったり、
「言わなきゃわからないじゃないか!」
と怒られてしまったり、
こうなると
余計に言えなくなるんですよ。
そもそもこのジレンマに陥ると
自分で気付いて改善しようと
行動に移さなければ抜け出せないんです。
しかも、改善にはかなり恐怖心が伴います。
”嫌われたらどうしよう"とか
"こんなこと言って変に思われないかな"
なんて考えるわけですからね…。
そもそも
"自分が本当は少女で
大丈夫が大丈夫じゃない"
という感覚すら忘れていることも…
多くの女性は
少女がいつまでも背伸びしているような
そんな状態がデフォルトになっているんです。
きっとそういう女性、多いんじゃないかしら。
恋人に対しても
「こんなこと言ったら嫌われるかも」
「面倒臭いって思われないかな」
と強がったり遠慮してしまう。
女性はみんな”か弱い少女”なのに
大人のレディのフリがだけが板につく。
そうでないとやってられない現実が多くてね。
どうです?
日々頑張る女性陣が
いつもより愛おしく思えてきませんか?
私がジレンマから解き放たれたお話
以前強がりめんどくさ女子だった私が
「うわ…。惚れてまうやろ…。」となった
素敵なエピソードをご紹介します。
上手くいかない日々が続いていた当時の私。
「明日からまた色々始まるなぁ…」
とショボくれる私。
「そうやんな。辛いよな…。」
と寄り添ってくれる彼。(100点満点)
せっかく話を聞いてもらったのに
”いつまでもクヨクヨしてちゃダメだ…!”
とハッとした私は
「でも大丈夫やねん!!頑張るよ!!
なんとかするし、
なんとかするしかないからね!!!」
と笑顔を作って空元気で言うと
「大丈夫じゃないやろ。
女の人のこういうときって
大丈夫じゃないねん。」
と言われました。
その時、頼もしくて、
安心感に包まれたんですよ…。
気付いたら沢山話していました。
そして、ちゃんと落ち着いて
「頑張ろう」と思える所まで
楽になっていたのを覚えています。
なんだろう…
男性としてどうとか、
キュンキュンするとか、
そんな薄っぺらい感覚じゃなかったです。
父性と言えば良いのかな?
信頼と安心と愛情といった感じ。
で、確かに彼の言う通り、
"私、全然大丈夫じゃないわ…"と
気付いたんです。
ちなみに
どうして私が大丈夫じゃないと
わかったのかと尋ねると、
「女性は基本、大丈夫な時は大丈夫って言わへんもんやと思ってる。さっき、話を切り上げるような感じがした。なんやろな…自分に言い聞かせてる感じやったから。」
とのことでした。
無意識のうちに
「誰も私のことなんてわからない」
と思ってしまっていたのが、
"あぁ、この人にならわかってもらえるかも"
”この人になら聞いてもらいたい”
と思えたんです。
きっと人が心の扉を開く瞬間は
こういうときなんだろうなと
改めて気付かされました。
その方のスタンスはこんな感じでした。
①解決しようとしない
(「解決したい=聞いてる自分が楽になりたいだけ」
「本人の問題は本人にしかわからない。」
「わかったつもりになって解決に導こうとして失敗したことがある。」)
②話を聞ける態勢は示すが強要はしない
(「話したいことあるんでしょ?言ってよ」等の強要はNG
話すか話さないかはその人が決めること)
③同じ気持ちになろうとする
(「楽になってほしいと考えたとき、俺にできることは話を聞いてあげることだと思った。」
「解決じゃなくて、その人と同じ気持ちになろうとする。」)
まとめてみて感心したのですが、
これは精神や心理に関わる方々が
されていることと同じなのです。
傾聴(けいちょう)と言います。
傾聴はかなり難易度が高いので
「傾聴をしてください!」
と言うつもりはないのですが、
①解決しようとしない
②話を聞ける態勢は示すが強要はしない
③同じ気持ちになろうとする
この3つは意識するだけでも
随分と違います。
きっとあなたの愛する人を
少しでも楽にしてあげられる方法の
ひとつになると思います。
頑張り屋さんの彼女、奥様に
ぜひあなたのあたたかい
救いの手が差し伸べられますように…!
最後に
常日頃より女性に向けて
「素直になりましょう」
「言いたいことはハッキリ言いましょう」
と発信していますが、
なかなか素直になれない自分に対する
自覚がない方もいらっしゃったりします。
本当に心優しくて気遣いのできる女性が
多いんだな〜と実感する反面、
それが裏目に出てしまうことで
うまく関係を構築するのが難しい方も
多いんだな〜と実感しています。
私はこれからも
「我慢しすぎず素直になろう!」
「言いたいことは言おう!」
と言い続けるつもりですが、
男性のお力添えをいただければ、
もう少し彼女達の背中を押してあげられるかもしれないと思った次第でございます。
あなたとあなたの大切な人の幸せに
少しでも寄与できればと願っております。
お読みいただきありがとうございました。
私とあなたの幸せを願って…
美々子
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