神宮球場で今季2度目のスコアレスドロー(2021年9月25日)
9月25日の神宮球場で行われた、東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズ戦は、NPBで今季4度目となる「スコアレスドロー」となった。
ヤクルト先発は高橋奎二、中日先発はジャリエル・ロドリゲスで始まったが、高橋奎二が中日打線を7回被安打3、奪三振8、1四球、無失点で抑えれば、一方のロドリゲスも、四球は出すものの、目下、7連勝中と絶好調のヤクルト打線を無安打に抑え、試合は0-0のまま8回へ。
8回裏、ヤクルトは、8番・古賀優大の代打、宮本丈が7球粘って四球を選ぶと、続く9番・清水昇の代打・山崎晃太朗はスリーバントを試みるが失敗。
1番の塩見泰隆に廻ると、1ボールからの2球目の外角のストレートを叩き、打球はレフト前へ。ロドリゲスのノーヒッターは121球目で途切れた。
ロドリゲスは7回2/3を投げ、125球、被安打1、7奪三振、6四球、無失点という内容だった。
その後、両チームとも得点はなく、0-0で引き分けた。
特に神宮球場では5月12日のヤクルト対広島でも0-0の引き分けがあったため、今季2度目の「スコアレスドロー」である。
“神宮球場では久々のスコアレスドローとなった。 2011年5月23日、ヤクルト対ソフトバンク戦で、0-0の5回降雨コールドゲームを除くと、実に20年ぶりである。”
NPBで2011年シーズン以降に「スコアレスドロー」となった試合は、21度目である。2017年のシーズン以外は毎シーズン、最低1試合は生まれているが、今季2021年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、同点でも9回打ち切りのため、すでに6試合も生まれており、2011年、2013年、2019年のシーズン3度を抜いて、最多となっている。
また、2011年以降、「スコアレスドロー」に絡んだチームは、中日ドラゴンズが、今日の試合で楽天の8度に次いで2番目となる7度を記録している。
なお、中日ドラゴンズはヤクルトとの3連戦で、球団ワーストタイの「3試合連続無得点」(3度目)に終わった。これは中日にとって、1981年8月14日、15日、16日、本拠地・ナゴヤ球場で行われた広島カープとの3連戦で、3試合連続無得点で3連敗して以来、40年ぶりとなる、「同一カードでの3試合連続無得点」となった。
中日の「連続イニング無得点」のワースト記録は、1955年9月4日から9月11日までの5試合に渡って記録した「44イニング連続イニング無得点」で、この時、球団最初の「3試合連続試合無得点」を記録している。