NPB「同一カード3試合連続サヨナラゲーム」は過去4度(2022年時点)

NPBの2022年シーズンも、セ・パ交流戦が始まった。

東京ヤクルトスワローズは交流戦開幕カード、本拠地・神宮球場で北海道日本ハムファイターズと対戦したが、第1戦、第2戦と劇的な結末を迎えた。

5月23日 火曜日 ヤクルト3x-1日本ハム
5月24日 水曜日 ヤクルト4x-3日本ハム

5月25日、第3戦は8回裏までヤクルトが5-3とリードしていたが、9回表、今季まだ無失点のクローザー、スコット・マクガフが先頭の万波中正、アルカンタラに連続ホームランを浴び、5-5の同点に。

その裏、9回裏、ヤクルトの攻撃は1死一、二塁のチャンスとなり、日本ハムは3試合連続サヨナラ負けのピンチになるも、4番手の石川が中村を併殺打に打ち取ってピンチを凌ぎ、試合は延長へ。

日本ハムは延長10回表、無死一、三塁で、野村を迎えたところで、ヤクルト4番手の木澤が暴投し、勝ち越しに成功。
さらに、万波の二塁打で7-5と2点差に広げ、アルカンタラの2打席連続となる2ラン本塁打で9-5とし、突き放した。

日本ハムは延長10回裏、5番手・北山が1点を返されたが、ヤクルトの反撃をしのぎ、日本ハムが勝利。
日本ハムは、同一カード3試合連続のサヨナラ負けを回避し、今季交流戦で初勝利を挙げた。

NPB「同一カード3試合連続サヨナラゲーム」は過去4度

画像1

NPBの歴史において、「同一カードで3試合連続サヨナラゲーム」というのは過去4度しかない。

最初が1978年9月19日、20日、21日に行われたヤクルトスワローズ対中日で、ヤクルトが3試合連続でサヨナラ勝ち、一方の中日が3試合連続でサヨナラ負けを喫した。

その後、1997年4月22日、23日、24日の日本ハムファイタイーズ対ダイエーホークス戦で、日本ハムが3試合連続でサヨナラ勝ちを収めた。

2008年には阪神タイガースが9月9日、10日、11日に甲子園で行われた東京ヤクルトスワローズ戦で3試合連続のサヨナラ勝ち。

2017年には横浜DeNAベイスターズが8月22日、23日、24日に本拠地・横浜スタジアムでの対広島カープ戦で3試合連続のサヨナラゲームを制している。

なお、これほどレアで劇的な勝利を収めた4チームのうち、リーグ優勝を果たしたのは1978年のヤクルトスワローズのみである。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?