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「福島第一原発事故の放射能の影響で子供の甲状腺がんが増えた」の嘘

【福島の子供の甲状腺がん】

 福島県内では、「福島県民健康管理調査」と銘打って、フクシマ大事故が発生した2011 年度から、“被災した時点でほぼ18歳以下だった青少年”を含む子供たちの甲状腺検査がおこなわれてきたが……そこで発見された「甲状腺がん」と、「がんの疑いのある子供」の数は、日を追って、また年を追うごとに激増して、親を戦慄させるべきものになりつつある。

 昨年末(2014年12月末)までに区切って数字を検証すると、それまで3年間に受診した子供のうち、検査結果の判定が確定した子供の数は30万1707人である(中略)。そのうち「甲状腺がん」87人、「がんの疑いある子供」30人を数え、恐るべきことに合計117人に達し、そのうち87人もの子供が甲状腺の切除手術を受けてきた。(中略)

 ところが日本甲状腺学会・理事長だった山下俊一は、ヨウ素剤を配布させなかったばかりか、甲状腺学会の全医師あてに、「二次検査(セカンドオピニオン)をしないように」という趣旨の要請書を送っていた。このように、ほかの医療機関への検診を妨害する行為は、医療に従事する者がぜったいにしてはならないことである。その山下俊一が取り仕切ってきたのが福島県立医科大学である。そして、日本史上初めての原発大事故の被災地となった福島県では、この大学が“わが国で初めての”大規模な県民健康管理調査を実施してきた。

 その結果を、山下俊一の弟子・高村昇や、ヒロシマから来た神谷研二たちが加わっている「甲状腺検査評価部会」が最終判定して、甲状腺がんが数十倍に激増していると認めていながら、「これはフクシマ原発事故とか無関係だ」と言い張ってきた。唖然とする発言だが、「今までより、精密に、全員を検査するようになったから、がんの発見件数が増えただけだ」と、言い訳しているのだ。

 ならば、全国でも、これと同じ70倍以上の比率で大量に子供の甲状腺がんが発生しているのか?そうだとすれば、それは日本の国家として一大事であるから、すぐにも全国の子供の検査をしなければならない。なぜ、全児童の検査をせずに、非科学的な言い訳を続けるのか。嘘がバレてしまうからなのか? 広瀬隆〈東京が壊滅する日〉より

✔️【真相〈山下俊一の反論は正しい〉】

 こちらの記事でも説明したのですが、「福島の子供に甲状腺がんが増えた」とされているのは、デタラメながん検診による過剰診断と見て間違いありません。

 がんでないのにがんと診断されただけです。山下俊一らの反論は正しいと言えます。

【がん検診の有害性を知らない広瀬隆】

 また……

 ならば、全国でも、これと同じ70倍以上の比率で大量に子供の甲状腺がんが発生しているのか?そうだとすれば、それは日本の国家として一大事であるから、すぐにも全国の子供の検査をしなければならない。なぜ、全児童の検査をせずに、非科学的な言い訳を続けるのか。嘘がバレてしまうからなのか?

 ……この文でわかるように、どうやら広瀬隆はがん検診の有効性が否定されていることをまったく知らないようです。

【北海道や沖縄でも大量の甲状腺がんが発見されたらどうするのか】

 ではためしに、福島から遠く離れた北海道や沖縄で甲状腺がん検診をやって、福島と同じくらいの数の甲状腺がんが発見されたらどうするのでしょうか?

 「北海道や沖縄にも放射能が広がっているからだ」とでも言うつもりでしょうか?

 それこそ非科学的な苦しい言い訳だと思うのですが……。

【まとめ】

 ●福島の子供に甲状腺がんが増えたのは過剰診断のせいである。


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 国民の3人に1人がかかると言われるがん。しかし、手術、抗がん剤、放射線の標準治療は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。

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