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抽象的って悪いことじゃない 読書メモ#04「具体と抽象」

「抽象的」って言葉。
悪い意味で使うことが多くないですか?

僕も前の会社で働いていた頃はイヤな上司に、「報告や目標が抽象的すぎる」などと言われてムカついた記憶があります。

ただ、抽象的って悪いことではなくて全体像を掴むなどいろんな思考で必要になるんです。
逆に言うと、抽象度の全くない具体的な仕事なんて、工場のライン作業や刺身に花を乗せる仕事(ほんとにあるの?あれって)みたいに完璧なマニュアルがある仕事くらいじゃないでしょうか。

だいたいの仕事はある程度の自由や抽象性があり、その範疇で自分の考えに基づいて行動をしているかと思います。

こう考えると、抽象性って必要なんだな。と思います。
僕も無意識に「具体的であればあるほどよい」と思い込んでいました。

この本を読んで「具体と抽象」の関係性が理解できた気になっているので、メモとしてこのnoteを残します!

「抽象的」な考えの必要性

全体像を掴める

抽象というのは、具体の上の階層に位置します。
会社で例えると、会社の方針が抽象で今日取り組むタスクが具体です。

仮に、今日のタスクが営業資料作成だとします。
そんな中、どのようなデザインにすれば良いか迷ってしまいました。

このような場面でも抽象的に考えられる人はより良い判断ができます。

具体でしか物事を捉えられないと、思いつきで資料を作り始めたり、今回の営業には適さない過去の資料を転用したりすることもあるでしょう。

しかし抽象的な考え方ができると会社の方針を俯瞰できるので、「地域に寄り添って暖かさをもたらす」という会社の理念をもとに温かい色味のデザインにすることができます。

抽象的思考には、部分最適に陥らずに全体最適を確認する効果があります。物事の本質を理解して、手元の選択もそれに合わせることができるようになるということです。

なぜ「抽象的」は悪いと言われるのか

「抽象的であることは問題だ」という一般常識とも言える認識は、なぜ浸透してしまったのでしょうか?
それは、「人は理解しやすいものを好む」からです。

抽象化には共通点を探して一般化する力が必要で、できない人もいます。
さらに、自分の抽象レベルより上にある理屈や概念は理解できないのです。

人間は、自分が理解できないことは無意識に「悪いもの」「間違っているもの」として認識してしまいます。
本当に自分勝手な生き物ですね。💢

これが一般的に「抽象性」が悪く言われる理由です。

具体と抽象を生活にどう活かすか

「具体と抽象」の考え方は、やるべきことを決めるのに役立つと思います。

大まかな方針や大切な目標を持たずに勉強や仕事をしていると全てが場当たり的になってしまい、昨日と今日ですらやっていることの整合性が取れなくなってしまうこともあります。

これだと大切な時間を不必要に使ってしまうので目標に対して遠回りです。

逆に、「デザインで副業をする」「営業力を強化する」と言った方針があれば、やるべきことがわからなくなった時も方針とやるべきことを照らし合わせることができます。

つまり迷いがなくなるので余計な回り道もせず、目標の達成も早くなるということです。
ブレずに継続することが成功への近道というのはみなさんも聞いたことがあると思います。

僕も今は何の方針もなくいろんなジャンルの本を読んだりして生きてるので、早めにやりたいこととか目標を見つけて、それを達成するための行動を増やしていきたいです^ ^

大きな目標と現実的な目標・タスクをセットで!

今日は疲れたのでこれくらいにします
ばいば〜い


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