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なぜ海外大学院に行くことにしたのか〜新たなスタートライン、アメリカ行ってきます〜 アメリカ大学院日記#1

「どうしてアメリカの大学院行くんですか?」

この1つの質問の裏側には、実に様々な問いが隠れており、どの質問を本当に聞いているのかはかなり人によって異なる。

「どうしてアメリカの大学院行くんですか」の問いを分解してみると大きく以下の8つがある。

Q1 いつから大学院を行くのを考えていたのか?
Q2 なぜアメリカなのか?
Q3 なぜ今なのか?
Q4 準備はどのくらいかかったのか?
Q5 仕事と大学院の準備どう両立したのか?
Q6 仕事は休職 or 退職?
Q7 どんなことを学ぶのか?
Q8 大学院の後は何するのか?   

このnoteでは以上の質問に一つ一つ答え、「海外大学院 or 海外大学に行こうかどうしようか」と悩んでる人の参考にして頂けたらと思う。

「大学院に行ったらいいか」「海外に行くかどうか」の問いの答えは一人一人違うと思うので、個人のキャリアに合う選択をするのが大事だと思う。

この問いに自問自答した結果、自分は「今海外大学院に行くのがベスト!」となったのである。

Q1 いつから考えていたのか?


A  5~6年前から。学部時代に留学した時。

アメリカ留学時に、「アメリカで学ぶ楽しさ」「議論する面白さ」「授業の質」などで思わず1年間から2年間にしていた留学を伸ばしてしまった。

そして周りの友達と話していると、「大学院に進学するというのが当たり前」の世界であった。
日本で大学院に行くとなると、「研究者になるのか」「勉強がとても好き」というイメージが強いが、アメリカではキャリアの中で海外に行くのが当たり前の人も比較的多く、文化が違うと感じた。

そうゆう文化にいると、自分もまたこっちに戻ってきて留学したい、という思いを募らせていった。その時から「いつかまたアメリカに来たい」と思っていた。

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Q2 なぜアメリカなのか?


A1学部時代に留学していてアメリカの雰囲気が好きだったから
     Q1の解答とも被るが、大学時代の留学でアメリカでの学びが自分には合っていると感じたというのが1つ目である。

A2教育とテクノロジーの研究が盛んだったから
    2015年に留学した時に公立の小学校で既に生徒がIPadで宿題を提出しているのを目の当たりにした。
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    2010年にはアメリカの教育省が「A Meta-Analysis and Review of Online Learning Studies」という、オンライン学習についての研究を発表していたり、州立のオンラインスクールがあったり、様々な取り組みが行われているアメリカで勉強したいと思ったからである。

Q3 なぜ今なのか?

A1 学びたいことが明確になった
 コロナでオンラインで教えた経験、ICTが普及されてない現状、学校のパニック具合、テクノロジーの可能性、と2020年の1年間で「教育とテクノロジー」に大きな可能性を感じた。テクノロジーを使えばもっと色々できるようになるだろうし、そしたらそれを体系的に学んでいる人が求められるだろし、何よりも「学ぶのが楽しそう!」と思ったからである。

A2 1年生から教えていた生徒の卒業のタイミングだった
 1年生から見てきた生徒が、ちょうど卒業するタイミングで、自分自身の進路も考えていた。「挑戦しよう」と言っている手前、それを背中で見せるのが大事だと感じた。生徒も担任も受験生だった1年だった。笑


A3 慣れてきた・居心地が良くなった
 4年間で、良くも悪くも少しずつ仕事がうまく回り始めたということがある。4年目でかなり出来ることが増え、学校の中でも後輩の指導をすることが多くなってきた。しかしその一方で、多くの繰り返しになっていることにも気づいた。職場の居心地が良い分、コンフォートゾーンの外に出ることも少なくなり、「次のステップにいかなければ」と思っていた。

Q4 準備はどのくらいかかったのか?


A 9ヶ月(4月→1月まで)
しっかり準備をし始めたのは2021年の4月の初めなので、9ヶ月である。今年はラッキーなことにGREが免除されていたのが大きたり、前の留学でTOEFLのスコアメイクに割く時間もそこまでかからなかったので9ヶ月だった。この準備期間の長さは本当に人それぞれだと思う。

Q5 仕事と大学院の準備どう両立したのか?


A 習慣の力、取捨選択、効率化 
 一番大きいのは、「頑張ろう!」という意識よりも日々のルーティンに組み込んで勉強する習慣を形成したこと。そして、取捨選択をして、やらないことをかなり決めたことである。限られたリソースをどう配分するかということを意識していた。もちろん大変だったが、「何かの目標に向かって努力する・挑戦する」ということの尊さを再認識した。

詳しくは以下から

Q6 仕事はどうするのか?


A 退職
 休職という選択肢もあったが、休職だと休職期間の制限が多く、できないことが多かった。大学院後のポストが保証されている「休職」よりも、色んな選択肢が将来に広がっている「退職」の方が自分にとっては魅力的に感じた。

Q7 どんなことを学ぶのか?


A Learning Design and Technology
 学びの設計、学びの体験(Learning Experience)をテクノロジーを使ってどう向上させていくか、オンラインでの学び、メタ空間での学び、といった少し広い分野である。

Q8 大学院の後は何するのか?

   
A ☺️
この答えは正直、絶賛考え中です。いくつか選択肢はあるけど、大学院でまた色々な価値観や考え方の変化があると思うのでまだ決まってないというのが正直なところです。また教員になるかもしれないし、アメリカにいるかもしれないし、Tech系の会社にいるかもしれないし、、、、どうなるんでしょうか!

終わりに

と、ここまで質問に答えながらアメリカの教育大学院に行く理由を述べたが、最後に大どんでん返しをすると、こうゆう左脳的な解答よりも「海外大学院に行きたい!」と強く感情的に思ったからである。

挑戦したいし、もっと学びたいし、海外に行きたいし、という右脳的な突発的な「狂」的な思想である。

なんかまだモヤモヤするけど、「とにかく行きたい!」と強烈に思う人でもいいんじゃないかなと個人的には思います。

そして、やっとここからがスタートライン。

アメリカで胸はって、「これをした」といえるように精進したいと思います。

20220828 中村 柾 @羽田空港

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