心疾患と何気無い言葉 〜弱者としての雑魚い〜

 まぁ、”ずるい”とも繋がる話なんですけどね?
走れない・足が遅い・力が弱い これらは小学校生活の中では弱者です。
スクールカーストでも下の方に位置付けられる要因の一つでしょう。

小学校の頃は”自分の命を守る”よりも”母親や医師との言いつけを守る”に近い感覚だったのかもしれません。

フォンタン術後の患者(児)が医師や家族に言われるのは、

 「疲れたら休みなさい」 です。

疲れたら休むことを覚えるってすごく大事です。
それが自分の命を守ることになります。

ただ、疲れたから休むとなれば、戦いであれ喧嘩であれ、かけっこであれ、小学生の中では負けたことになるか逃げたことになります。

すると、”あいつは雑魚い”認定が下されます。 

無理したくなる環境になってしまいますね。

でも無理したら、結局体調を崩す可能性があるので前回の話のように”ずるい”認定になってしまいます。

どっちにしろネガティブな判断ですねww


僕の場合は運動しても筋肉が付きにくい体質です。
なので、体力もつかなければ、力も付きません。
YouTubeでも語りましたが、泣くしか手立てがなかったんですね。

すると、泣き虫・弱虫認定になってしまうので、余計雑魚い奴になってしまったわけです。

そんな中、解決策を担任の先生に求めても、「陽貴が強くならないとダメだ」と言われてきました。母親も面談するたびに言われ続けたそうです。


保育・教育に携わり、心疾患児を抱えている人は、少し注意して見てあげて下さい。できれば、泣くことも許してあげて下さい。
そうすることで、心疾患児が学校の中で過ごしやすくなるので。

これらは多かれ少なかれ日常生活に溶け込むように流れてくる言葉です。
我々障害者は健常者の目を気にしてしまいます。
そして、自責の念に駆られることも多々あります。

こんな小さなことですが、皆さんが少しでも気にしてくれたら、僕たちがもう少し社会に溶け込みやすくなるかも知れません。

この記事はアメブロにも掲載します。

それじゃぁまた〜


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