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強みを活かす

皆さんは自分に自信を持ち、意欲的に仕事に取り組めているだろうか?なかには自信が持てず、消極的になっている人もいるのではないだろうか?

自信のある人とない人。両者の間にはどのような違いがあるのだろうか。

本書では、上記の問いに対してこう答えている。その違いは自分の強みを活かせているかどうかにあるのだと。

まず、そもそも強みとは?というところから。

一般的に強みというと、長所や得意なことといった意味合いで認識している方が多いだろう。確かにその通りである。しかしもっと他の言い方をするなら才能、価値観という言葉も当てはまる。あなたの強みは何ですか?と聞かれ、回答に困る方がいるのなら自分の大事にしている価値観、価値意識は何だろうと考えていただければおのずとみえてくる。

価値観が強みと同義とはどういうこと?と疑問に感じる方もいるだろう。価値観というものは人それぞれ違うもので、その人だけのものである。つまりは、その人にとっての当たり前。当たり前に日々実践している行動や考え方というわけなので他人には真似することが難しい。よって、強みのようなものというわけだ。

本書では、強みを活かすことの重要性や強みの見つけ方、さらには強みの伸ばし方などが200頁程度にてわかりやすくまとめられている。

なぜ強みを活かす事が重要なのか?

ビジネスシーンを取り巻く環境は、日々急速に変化している。企業もヒトも常に変化を求められている。社員全員が周りと同じ作業を言われた通りに言われた事のみを遂行するだけでは、何のイノベーションも生まれない。イノベーションが生まれなければ、しだいにその企業やヒトは衰退していく。

そうならない為には、個々の才能や価値観を尊重し得意な事、好きな事を最大限に引き伸ばし強みを活かせる環境を作る事が必要不可欠だ。

また、弱みを直すより強みを伸ばす事に注力した方が成長スピードは早いという。
ビジネスにおいては、課題改善が基本的な役割という事が一般的だ。確かに課題改善は重要だが、それ以上に強みを明確にしそれを引き伸ばす事にフォーカスしていく事が重要という事だ。

本書では他にも、強みの見つけ方についてのフレームワークの紹介などすぐにでも実践できる内容もある。管理職の方は部下との1on1にも活用できそうだ。

是非とも本書を手に取り、変化の激しいビジネスシーンを生き抜く為に必要な自身の強みを明確にしてほしい。そうする事により、日々自信溢れる姿勢で仕事に取り組める事だろう。
今後の更なる成長に繋げていけるであろう一冊だ。






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