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セルアウトがかならずしもナンパではない

とメモ書きをしていたものの何に対してそう思ったのかを忘れてしまいました。


〈セルアウト〉とは?
Wikipediaより

との事です。


最近観た映画を例にあげて考えていきましょう。

⚫︎『ゴジラ−1.0』/セルアウト
山崎貴 監督

⚫︎『シン・ゴジラ』/セルアウト
庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督・特技監督)

⚫︎『ほかげ』/NOTセルアウト
塚本晋也 監督

⚫︎『オッペンハイマー』/セルアウト
クリストファー・ノーラン 監督


※個人の感想です。
ひとまず上映映画館の規模で判断してみました。

でも作品の内容的には、
『シン・ゴジラ』もB級感がありキャストを除けばNOTセルアウトを感じる映画かなと思います。
※個人の感想です。
たまたま外国のオタク文化推奨派が多い時代に上映されたので海外でも称賛され立派なセルアウトに見えてる感も否めないのではと思います。

それに比べて『ゴジラ−1.0』はセルアウト中のセルアウトです。これぞセルアウトという映画です。
※個人の感想です。
主演から映画の内容・プロモーション。
何から何までセルアウトを感じます。
監督が山崎貴さん。白組の方らしいですね。
白組といえば映像のプロ集団?ゲームとかCMとかも多くの作品にたずさわっていますよね。
だから余計に流通もあるしセルアウトも完全に理解をしている。だからなせたワザな可能性もありますね。
どんな表現に対して世がクライアントがざわついてしまうか?とか世の中のマーケティング、エンタメのマーケティングがしっかり出来てるからこその仕上がりだったのかなと思います。
悪くない、セルアウトは悪くないのです。
ただ自分はあまり好きじゃないだけで。
称賛されたのはVXFということで。
それがせめてもの救いです。
おい何様だ。叱ってください。

続いて『ほかげ』です。
塚本晋也監督の映画。
自分が塚本晋也監督のことをはじめて知ったのは映画『鉄男』でした。セルアウトとは真逆の方向の映画。ひたすら狂った世界。セルアウト度無視だから出来ることってのをわかりやすく感じれる映画かと思います。もちろんその為、人によっては嫌悪感しかないと思います。それがNOTセルアウトなのです。
でも塚本晋也監督も『双生児』とかも撮っているので全然セルアウトをやらない訳ではないと思います。
『双生児』がセルアウトなのかは適当に個人の感想で書きましたが。
※改めて今まで書いてること全てが個人の感想です。

⚫︎『オッペンハイマー』これもセルアウトでしょうね。これこそアンタッチャブルな内容を含みますのでより強いセルアウトがかかっているでしょう。なので日本人が観た時に違和感があったりするのかな。いや世界の巨匠はセルアウトに屈することもなくやりたい事、表現したい事、伝えたいメッセージ全てを込めて仕上げることが出来てしまっているのかも知れません。
生意気なこと書いてすみません。
全部あやまります。


といことで。セルアウトかセルアウトじゃないかで区分けするのはすごくナンセンスですね。
面白い映画はおもしろいし、しょうもない映画はしょーもないのです。
観たい映画を観れば良いでしょう。



次回『バンドのドラムがかもしだすオーラと特異性』です。

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