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#ハセガワの読書偏愛 ①積読

 私の生活を形作るものとして、欠かせないもの…

「本」について語らねばなるまい。

趣味はなんですか?と聞かれて、困ったら読書ですなんて言えば丸く収まりそうな雰囲気の中、ほんとに趣味が読書の人は肩身を狭くして生きているに違いない(多分)

自分もその中のひとりで、心の底から本が大好きなのに、趣味を聞かれて読書だと素直に言うことができない世の中が憎い…

それはさておき、本好きの皆さんならご理解いただけるでしょう、積読の存在。

何年か前から、積読という存在は私の生活スペースに当たり前のようにいるのだが、古本屋や、書店や、はたまた書店じゃなくても本が売っていればコンビニなんかでも次々と本を買ってしまう。

そうです。わたしが散財オバケです。

この前数えたときは130冊位ありました。

何故読み終わらないうちから新たな本を迎え入れてしまうのか、それを解明するには株主総会のごとく積読界隈の猛者を集めた積読総会を開かねばなるまい。

冗談

自分の場合、シリーズ物は既刊のものはすべて手元に揃ってから一気に読みたいという願望があり、何の気なしに直感で買った小説が本当はシリーズ物だったということが判明し、全制覇の冒険に出かけねばならなくなる。

そんな冒険途中のシリーズ物は13種類もあって、この前東野圭吾さんの探偵ガリレオシリーズを揃えたばかり。読むのが楽しみ。

なんとか積読を消化しなければ、と常々思ってはいるのだが、罠は書店だけでなく図書館にもある。

借りていた本を返すために行ったのに新しく本を借りてきてしまうことなんかザラで、おまけに図書館の本は期限があるわけだから家にある積読よりも優先して読まなくてはいけない。

今度こそは絶対に借りないからな…と固く決心したと思っても、そういうときに限ってずっと読みたかった予約殺到の新刊が、予約ラッシュが終わったのか平然と棚に並んだりしているのだ。

これは借りないという方がすごいでしょうよ。

来年はもっと積読を消化するぞ!なんて意気込んではいるが、来年の今頃はもっと増えた積読を目の前に、同じような事を言っているのだろうとも思う。

もちろん世の中には100冊代なんてまだまだ序の口で、1000冊級の猛者もいるのだろうけどどうやって積読と向き合っているのだろうか、ぜひお話を聞かせとぃただきたい所存

でも積読があるのとないのとを比べればあったほうがいいに決まっているのだ。かなり贔屓目ではあるけれど

デメリットの方から挙げてみると

・スペースをとる
・買った当時は読みたくても時間を置くと興味が薄れる
・冊数が増えると管理が追いつかない
・買っただけで満足してしまう

など、まだまだあるとは思うが

次にメリットを挙げると、まず選書が楽しいということだろう

一冊読み終え、次の本を選ぶために積読の背表紙を眺めるこの瞬間、至福である。

しかも積読のラインナップは今までの自分が一度でも読みたいと思った本の集まりなので
選ぶのが楽しいに決まっているのだ。

この本はあのときあの店で買ったんだよな、とか、こんなキャンペーンをやっていたな、とか、あそこに旅行に行ったときに出会った本だな、とか、本を手に入れたときの思い出も蘇ってくる。

あと、積読が控えていると、本を読まなきゃという気持ちになりませんか?

本を読まなきゃという義務感や使命感に追い立てられて読書が楽しむものじゃなくなってしまう方もいますでしょうが、自分はそういったプレッシャーも快楽になってしまっているのでこのメリットはマイナーな意見

読書好きを自称している自分も読書から離れていた期間があり、思い返せばその時は積読が一冊も家になく、読書をする、という行為のために本屋へ本を買いに行くのが面倒で動かなかったような気がする。

そして、そんな時期を経て私の積読人生は始まったのだ。

古本屋で買った有名な近代文学から、本屋大賞を受賞した話題の本まで様々なジャンルの並ぶ積読本棚は今日も自分の部屋と心を彩っている

次は何を読もうかな…


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