5. 枯れた金柑は誰が育てた?
「○○さんは、俺が育てたんだ!」
という言葉を聞いたことはありますか?
私は何度か聞いたことがあります。
○○さんの所に私の名前が入った場合もありました。
その時、心の中で叫びます。
「絶対にNO!」
そして、静かに心の中で
その人に着火します。...カチッ...ボッ🔥
○ベランダの金柑(きんかん)の木
さて、話は変わりますが
私はベランダで金柑を育てています。
誰もが知っている通り、
植物は光合成をして養分を生成し
それを糧に育ちます。
水をあげたり肥料をやったりすれば、より早く大きく頑丈になります。
しかし、当然のことながら
私は植物の代わりに光合成をしてあげることは出来ません。
結局、育つのは植物自身の力があってこそ。
人も同じ。
「○○さんは、俺が育てた!」
というのは大きな間違いです。
その人は、自分の力で成長したのです。
成長のお手伝いが出来たか、逆に大きなお世話だったのか、それは長い時間か経ってから分かることだと思います。
○人を育成できたか分かる時
「○○さんは、俺が育てた!」
これは本人が判断すること
だと思っています。
長い時間が流れ、
○○さんに後輩が出来た時に
「あの時教えてもらった事が活きている。」
と実感して初めて人の成長に寄与したと言えるのでは無いのでしょうか。
「○○さんは、俺が育てた!」
という発言は自己満足です。
しかも、そんな発言をする人は
他人を成長させる力などをもって無い場合がほとんどです。
○自己満足では足りない人
この様な困ったさんは、自己満足を「自己」の中だけでおさえられない人です。
承認欲求が無限に湧き出る、負の泉。
言うなれば、承認欲求に取り憑かれた
承認欲求おばけ。
このタイプの人は他人に干渉します。
立場によっては後輩や部下を潰しかねません。
例えば、このタイプは
相手を自分の言った通りに動かし、
相手が自主性を発揮できない環境を作ります。
そのくせ、「君には自主性がないよね」
などと言われることもあるでしょう。
(私には予測できます...)
「承認欲求おばけ」は
他人を消費して生きている人が多い。
消費される前に、この様な人からは離れましょう。
○最後に
ベランダの金柑の話に戻りますが...
前年の夏、水をやったりやらなかったり。
で、いつの間にか葉っぱが全部枯れてしまいました...
人で言うと真っ裸の状態です...
植物も育てられないのかと恥ずかしかった...
もう片付けないと...と思っていると
春に小さな目を出し、今では葉っぱを茂らせています。
完全に枯れたと思って
水もやってなかったのに...
その時、改めて感じました。
やっぱり植物は自分で育つ。
誰かが育てただなんておこがましい。
少しでもそんな気持ちにならぬよう
自分を戒めたい。
人も全く同じ。
人は自分で育つのだ。
ちなみに、あの写真は
活き活きしてた頃の金柑の実をシロップ煮にして、ハイボールに沈めたものです💛
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