日記 vol.4 ムーミンと心理学
皆さま本日もお疲れ様です。ミライです♪
今回はムーミンについて(笑)
前職の先輩が最近ハマりだし、小説を貸していただいたことがきっかけで私も物語の独特な世界観に引き込まれました。
世界中にトーベ・ヤンソンのファンやディープなマニアが沢山いらっしゃる意味が分かったと言いましょうか…。
小説を読むまでムーミンはのほほんとしたイメージでした。
しかし、その実態は
**ウィットに飛んでいて少し毒の効いたエピソードばかりです。 **
主人公であるムーミン、正式にはムーミントロールという妖精の設定ですが、どこか人間くさい。
物語り全体から人生の教訓みたいなものを得ることができます。
心理学的な観点からみると面白いかと...!
例えば、ムーミンパパです。
彼は家庭をもっていますが、常にどうしようもなく冒険したいと思っています。
元々孤児で、孤児院を夜中抜け出すような幼少時代でした。
周りにいるムーミンはみんな目が死んでいた。
**だが、俺は違ったんだ! **
といった発言があるくらい達観している…
というより少し拗らせているタイプのよう(笑)
三つ子の魂百までとことわざでもある通り、
シルクハットでビシッと決めていますが
小さい頃から思い立ったら行動せずにはいられない性格のようです。
幼少期の生活環境がパパの性格を形成したと言っても過言ではないでしょう。
次に、フィリフヨンカというキャラクターについて。
彼女は、夏祭りのイブのパーティーにおじとおばを毎年呼ぶのに、毎年おじもおばも来てくれないという悩みを抱き悲しんでいました。
そこにいたムーミンとスノークのお嬢さんが、
「別の人をパーティーに呼べばいい」
と提案します。
親類を呼ぶのが夏祭りのイブの基本的な習わしですが、来ないなら他の人を呼べばいいという根本的な解決策を彼女は今まで思いつかなかったのです。
「誰もこないままケーキがコチコチになるのよ!」とずっと悲しみを抱えていた彼女ですが、コチコチなのはフィリフヨンカの考え方だったのです。
彼女は早速ムーミンとスノークのお嬢さんをパーティーに招待し、楽しい時間を過ごします。
(楽しすぎて羽目を外してしまい、結果ひと騒動起きるのですが…)
「〜が普通だ、〜が当たり前、〜するべきだ」
という凝り固まった思考はどこかで自分自身を追い詰め、悩みの原因になってしまいます。
フィリフヨンカは提案された解決策を素直に受け入れたからこそ悩みから脱したと考えられます。
しかし、時として助言は素直に受け入れられない場合があります。
相手との信頼関係や置かれた環境によって感じ方は変わるでしょう。
その時はその時。
その人にとっての適切なタイミングではなかったのかもしれない。
そう考えて、提案が受け入れてもらえずとも無理強いはしません。私なら。
出来るだけ時間をかけてより添って
その人に適切なタイミング、思考が和らいだタイミングを待つと思います。
フィリフヨンカの様に悩む原因は全部些細なことがきっかけだと思います。
どんな常識的なことでも知らないことは知らない。
たまたま知るきっかけが今まで無かっただけなんですから。
経験してないことは分からない。
だって予言者じゃないんですものね。
でもいつか、これまたちょっとしたこと、些細なことで気がつきます。
だから大抵のことは大丈夫なんだと私は思うのです。
突然すみません、これはムーミンを愛する方が開いていらっしゃるカフェでの1枚。
お話の中で実際に登場する、「赤いレモネード」を頂きました。
ムーミンの話から少し離れてしまいましたので無理矢理ですが軌道修正を...(笑)
心理学にもそこまで深く絡ませる事はできていませんが、私のカウンセリングの色が少しだけご紹介できたかなとおもいます。
本も助言も、感じ方やタイミングは人それぞれということで。
皆さんが小説のムーミンを手にとり、何か感じて下さればと願っております。
それでは、また。
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