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【学問のすゝめ】次の福沢諭吉は誰か

「古典は本質的かつ重要な議論を押さえる」。最近、福沢諭吉の言葉に感銘を受けたので、今回は「福沢諭吉がなぜ一万円に印刷されるまでに評価されるのか」、「次は誰が一万円札に印刷されるのか」について書いていきます。

①「福沢諭吉がなぜ一万円に印刷されるまでに評価されるのか」

簡単に要約すると、福沢諭吉は『学問のすゝめ(1876)』において、「万事が学問となり、学問の有無が人々の上下関係を形成する」と唱えました。つまり、「日々何事からも学び続けることこそ、成功への一歩が開かれる」と主張しています。

福沢がこのように主張する背景には、西洋勢力がアジアを飲み込もうとする中で、「おしつけ政府」と「(やみくもに従う)無気無力の愚民」という構造を誰もが疑わない日本を文学から変革を起こそうとした背景があります。

国も民間人も疑うことを放棄した時代、福沢が「誰でも手に取れる気軽さのある文学から変革を唱え、実際に国全体に議論を醸し出したから」こそ、日本で一番大きいお札に印刷されるようになったのです。

②「次は誰が一万円札に印刷されるのか」

福沢は現代日本でいうところの「ほりえもんさん」や、「落合陽一さん」などの変革者にあたるのではないでしょうか。彼らの本やメディア、SNSを閲覧している現代。西洋ではなく、テクノロジーに対抗した人として、もしかしたら彼らが200年後、お札になっている時代があるかもしれません。

③「福沢諭吉を通して学んだこと」

時代を超えて、「幅広い層に対して、議論(新しい価値観)を提示できる人が、日本および世界を変革していくこと」。

慶應信者でも、福沢信者でも、まったくありませんが、福沢諭吉が日本の歴史において非常に庶民より、かつ誰にでも出来ることを唱えたことが、他のどの偉人よりも顕著だったので、福沢を例に挙げさせていただきました。

*福沢諭吉に興味をお持ちの方へ。原文で「学問のすゝめ」を読むのはきびしいと思うので、齋藤孝さんのこども向け「学問のすゝめ」を参考までに添付しておきます。

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