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訪れれば訪れるほど、また行きたくなる場所。福島・会津若松をめぐる旅。

引っ越し、引継ぎ、異動と、2月までの怒涛の日々を経て、2月17日からの2週間にわたるお休みを獲得した私。そう、題して、人生の夏休み…!!昨今の情勢に悩み、海外は断念したけれど、悩んだ末、せっかくの長期休みなので国内を転々と。
お休みのスタートに、3年前の思い出の地、福島県・会津若松を訪れました。
第一弾の旅記録、「会津若松編」です!。行きたくなってくれる人の参考になったら嬉しい!!

わたしと会津とのかかわり 

まずはちょっぴり紹介から。
「首都圏の女性」というコンセプトの「あいづき(AIZUKI)」私はメンバーの一人として参加させていただき、2016年にはルミネゼロ(新宿)でのイベントも開催。
https://aizusake.jp/aizuki/

▼あまりにも素敵な動画はこちら(制作:Terminal81 Film 宮下さん)
AIZU SAKE COLLECTION the movie

福島県は7年連続、全国新酒鑑評会での金賞受賞蔵の数が全国1位!!
どの蔵の日本酒もおいしく魅力的な、有数の名酒が集まる場所です。

今回はなんと、あいづきメンバーである、小林味愛ちゃん家族とともにめぐることができました!貴重な機会!!


会津若松への行き方をおさらい

都内→郡山までの新幹線で、そのあとは磐越西線という在来線で1時間ほど。
ですが、おすすめは、バスタ新宿と東京駅から出ている高速バスです!!
会津若松駅前のバスターミナルまでバスが出ていて、4時間半で着いちゃいます。本当、意外にあっという間です。早割だとまさかの2,500円から。安。

会津のとっておきの楽しみ方

今回の旅行は、会津のたのしみを1日半にギュッと凝縮。そんなエッセンスのログと、いつか誰かの「行ってみたい」になるために。お届けします。

①会津を代表する蔵元を訪問して、各蔵自慢の至高の日本酒を堪能する
②東山温泉「もてなし宿 新滝」で、松平家ゆかりの湯めぐりをする
③鶴ヶ城で、かつてその地で時代を生きた人々の熱い思いを知りなおす
④居酒屋「ほっぺ」にて会津清酒をたしなみながら、会津の味覚に舌鼓
⑤漆器「めぐる」さんの、自分も語りたくなる「もの」に想いを馳せる(@会津一番館)
⑥そのほかおすすめモノやコト

①蔵元訪問をして、至高の日本酒を堪能する

今回は車に乗せてもらっちゃいましたが、会津には会津若松駅から市街を廻れるバス「あかべえ」と「ハイカラさん」(二つはルートが違います)があるので、車がなくてもいい感じに廻れます。会津若松駅の隣の七日町駅から徒歩圏内にも巡れる蔵元さんが多くあり、日本酒好きにはたまらない…!!

我々は、トランプ大統領の晩餐会でも供された「ゆり」を作る鶴乃江酒造をはじめ、会州一酒造、末廣酒造にお邪魔しました。作りたての新しい一本を嗜んだり、ここでしか飲めない一本を探したり。今年の出来はいい、この米の味わいがいい、と日本酒を愛する人の話に楽しませてもらいながら、華やかさや辛さ、うまみ、フルーティなもの、口に運べば広がる日本酒の表情に驚きます。
思わず鶴乃江酒造ではにごりの「白ゆり」をお持ち帰り。米のうまみとフルーティさが共存する満足度の高い味わい。

②東山温泉「もてなし宿 新滝」で、松平家ゆかりの湯めぐりをする

今回訪れた宿は、会津の名湯「東山温泉」の中でも人気の高いお宿!あたたかいお迎えと「ザ・日本の旅館」ならではを堪能できる場所です。旅館、お部屋、お料理、そしてその他のおもてなしの仕掛けと、どれもバランスよく旅気分が盛り上がる場所。雪景色が部屋から望め、しん、とした夜のあかりの中での渡り廊下も趣ある雰囲気。
特にお風呂は新瀧の中でも女性なら4つのお風呂を堪能でき、松平ゆかりの岩風呂にも入れます。もう少し暖かかったら、同じ「くつろぎ宿」が運営する別館の「千代瀧」の温泉も楽しめます。我々は寒すぎてめぐるのを断念しましたが、千代瀧の露天風呂は行きたかったかも。。。春になったら、楽しみをとっておこうかな。
夕食は食べず、朝ごはんのみいただきましたが、山菜をふんだんに使った会津の郷土料理が楽しめます。ちょっと味は濃いめなのでごはんがたくさん進んでしまいそう。笑

③鶴ヶ城で、かつてその地で時代を生きた人々の熱い思いを知りなおす

NHK大河ドラマ「八重の桜」でも舞台となった会津、鶴ヶ城。こちらの天守閣がまるでひとつの歴史館のように楽しめ、松平容保をはじめ戊辰戦争の動乱の時代を行きた登場人物や時代背景が紹介されています。これがとっても充実している!!日本史は超!!苦手な私なのですが、この展示はすっと頭に入り、もっと知ってみたい、同じ歴史を共有してみたいと思わせてくれた場所。紹介の言葉がわかりやすいからでしょうか。
大河の「西郷どん」では薩摩藩側から描かれていましたが、同じ歴史と時期を多様な側面から見て、その時代を知るということを、もっともっとちゃんと、時間をかけてやっていきたい。
会津のひとつ蔵元を訪ねた時、「ここは、戊辰戦争のとき、昔土佐藩がいた場所で」と教えてくれました。都心に住む私をはじめ、その土地がどんな土地だったのか、代々どんな話が受け継がれていたのか、歴史を知ることの尊さと、「生かされている感」というのは、きっと地域の方が実感が大いにあるんだろうな。そんなことに気づかせられることも、またあり。

④居酒屋「ほっぺ」にて会津清酒をたしなみながら、会津の味覚に舌鼓

蔵元のご紹介で、会津の夜は「ほっぺ」にて一杯を!
A4の紙にぎっしり書かれた日本酒のラインナップに、目移りしつつ、「きっとここでしか飲めないだろう」と直感で選んだ1本をセレクト。「写真、とりますか」と並べてくれる優しさに感謝して。。馬刺しとの日本酒のマリアージュをしっかり堪能しました。個室に案内していただき、子連れでもゆっくりできたことに感謝でいっぱい!ありがとうございました。

⑤漆器「めぐる」さんの、語り継ぎたくなる「もの」に想いを馳せる(@会津一番館) 

嬉しいご縁をいただき、この旅では漆器「めぐる」の貝沼さんと、会津壹番館にて珈琲を飲むというスペシャルなお茶タイムも。会津はちみつを入れた会津はちみつコーヒー、まろやかで好みでした!!

「めぐる」は、会津漆器の職人が丁寧に仕上げた一品。
ひとつの「めぐる」という漆器を通じて、生み出すまでのプロセスをこの上なく丁寧にこだわりと愛情を持って仕上げ、使い手がその最高の触り心地に愛着を持ち何世代も大切に大切に使い込みながら自分の生活とともに時間を過ごしていく。さらに、その商品は作り手にも、素材や自然にもそして手に渡ったひとにも、豊かな思いと時間をめぐられせるもの。

もうね、コンセプトが素敵すぎるので、そして書ききれないので、貝沼さんのnoteを読んでみてください。

▼漆器『めぐる』公式サイト
https://meguru-urushi.com/

▼“十月十日で届ける器”の理由 〜自然産業の「適量生産」を探して〜
https://note.com/wakk/n/n2cb0870a71c1


そのほか、おすすめいっぱい

一風亭のカレー焼きそばでお腹いっぱいになる
会津のソウルフード。つけめんであり、カレーでやり、焼きそばであり・・いや、カレー焼きそばです。
http://ipputei.net/

会津若松駅徒歩1分の、「富士の湯」でひとり湯めぐりをする
スーパー銭湯のクオリティを超えてます。クレオパトラになれるかも。というお風呂の名前。
http://www.fujinoyu.jp/

七日町にある、本家長門屋のくるみゆべしをお土産に買って帰る
おおくぼ歴代くるみゆべしランキングNo.1です。
http://www.nagatoya.net/shopaccess

工房鈴蘭でおしゃれな漆器を買う
現代の生活になじむ、女子心にぴったりの漆器アイテムが手に入ります!
https://suzuran-aizu.com/

満田屋のみそ田楽と日本酒のマリアージュに舌鼓をする
甘く濃厚な味噌と日本酒、たまりません。
https://www.mitsutaya.jp/

「酒粋心 我流」で種類豊富すぎる会津地酒に迷う
https://tabelog.com/fukushima/A0705/A070501/7013494/
オシャレな日本酒バー。選びきれないほどの会津地酒をはじめとしたラインナップ。

1日じゃ巡りきれない会津のまち。
行けば行くほど、お気に入りスポットが増える気もして。こうやって自分の中で思い出を育てていくような場所があるのは、じんわり幸せだなあ、、と思うのでした。


おまけエッセイ:家族とパートナーシップと生き方を、自分で組み立てるヒント

今回の会津は4人でわいわい回りました。
株式会社陽と人代表の小林味愛ちゃんと、旦那さんである中西信介さんと、そして娘の環味ちゃん! 一緒に回らせてもらい、ああ、家族ってこういう形か、あまりにも自然で心がぽかぽかあったかくなる、そんな気持ちになったので思わずここに。

味愛ちゃんは福島県国見町と東京を行き来しながら会社の事業を運営しています。旦那さんの中西さんは、今年3月までの1年間の育休を取り、お子さんの面倒を見たり、味愛ちゃんの仕事のサポートをしたり。

3人の家族の形があまりにも自然であたたかく、パパと子が触れ合ったり遊んでもらうって、こんなにも自然にあるべき形なんだとしみじみ感じていて。
ママと子供、という組み合わせばかりを見てきてしまったからなのか、改めて自覚することがなかったけれど、お母さんが子育てする、という当たり前ではなく、両親がどちらも同じくらい子育てということに向き合って、協力して過ごす、ということ。
パパがおむつも変えるし、あやせるし、ご飯も食べさせてくれる。普通なのかもしれないけど、意外とその図は見てこれなかった!実は家ではみんなそうなのかもしれないけど!!
ナチュラルなのに意外と目にすることができない「当たり前」をたくさん感じさせてもらいました。

パパがそうすることで、きっと味愛ちゃんらしくいられる時間が増えて、家族はもっとハッピーに回る。
いい空気の循環を見せてもらうと同時に、家族やパートナーシップの豊かな在り方が、もっと広がったらいい!と思うのでした。

改めて、夫婦やパートナーシップの形や、家族というひとつのコミュニティに触れて、それは楽しいことが倍増したり、補完関係ができたりする。
一方ができないことをもう片方がやってみたりと、自分の凸を相手の凹が受け止めてくれたり、自分の凹があるからこそ、相手が凸になれたり、巷でいう結婚や婚活といったことをもう全く別の次元で存在するのだなぁと。
「ここは自分が決めて、こんなところは彼女が決める」二人の意思決定のバランスと、得意不得意が感じられる、なんとも心地よい関係性。

そんな二人の記事はこちら。ぜひ、読んでみてください!

▼仕事も生活も挑戦の連続 ──31歳元官僚夫婦の「新しいパートナーシップ」のかたち
https://www.businessinsider.jp/post-177270

で、(まだ続く 笑)
味愛ちゃんが最近スタートさせた「明日わたしは柿の木にのぼる」も、どんどん彼女の想いとともに拡散していて。

▼明日 わたしは 柿の木にのぼる
https://ashita-kaki.com

いつか子供を産むことを考えている人、働きすぎたり自分の体に向き合う時間がない人、体が喜ぶボディケアをしたい人、あらゆる女性にチェックしてもらいたいブランドです。
チャーミングな味愛ちゃんの提案する「こうあるべき!」と「こうあってほしい!」まっすぐな気持ちがストレートに感じられるプロダクト。
ただ商品をモノとして買うのではなく、味愛ちゃんの話やストーリーとしても買ってほしい。私の最近の「推し」です。


終わりに

私が伝えたいことをギュッと詰め込んだ、この記事、、、。

以前は、見た目がおしゃれなものや新しいものに惹かれがちだったような気がするけど、どんどん時間が経つとともに、時間が経って価値が深まったり、味わい深くなる楽しさを感じるようになった気がする。

それは一過性のインスタ映えする写真を撮ることではなく、身の回りを自分の心地よいものに一つずつ変えていくことや、時間が経っても眺めたいものを大切にケアしながら手元に残す作業に似ている。

人や地域との関係も、時間と共に育てていく、そんな生き方がこれからもできたらいいな。と、思うのでした。

また、行こう、会津。
そして、いつか、旅するように生きるのだ。

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