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サブカル大蔵経549押見修造『血の轍』第10集(小学館ビッグコミックススペリオール)

実体の母親との会話のない第10集。

心の中に現れる母親の姿は、当初から意識して描写されていた性的な姿だった。

警察も、帯を書く編集者も、犯人を〈毒親〉とミスリーディングをしている。

本当に悪いのは何だ。

気づいたが、もう遅かったのか。

好きと嫌いの往復。

静一としげるの往復。

生きると死ぬの往復。

母と女の往復。

逃れられない地方に降る雪。

雪は音を消し、浮かび上がらせる。

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これ、裏表紙。吹石さんだよね?この顔…つまり…

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