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サブカル大蔵経595出口治明『本の「使い方」』(角川新書)

先ほど書店に行ったら、出口さんの名前を、ちょっと大丈夫かな?というくらい、いろんなコーナーで見かけました。

本書での、熱い読書への信愛と、意外な冷たさは、本好き人間と経営者の矛盾した双方の姿そのままに感じられました。

読書マニュアルを否定したマニュアル。

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人・本・旅 2.5・5・2.5。 p.42

 教養を育てる理想的割合。私も法話でお話を紹介するのはこの3本柱ですね。

 本の内容はほとんど忘れますが、人と旅は印象深いです。でも、本は残る。

 残るから覚えようとしないのかな。

ギリシャ時代からのリベラルアーツ。奴隷でなく自由人として必要な教養。文法学・修辞学・論理学(言語三学)、算術、天文、音楽(数学四科)。自由七科。p.46

 奴隷にならないための知識なんですね…。

新しい知識を学ぶには分厚い本から。要約を読んでもわからない。p.73

 たしかに…

古典は薄い本から。p.99

 なるほど…

二流解説書よりも一流原典。p.101

 これ読んでから、輪読会始めました。

ネクタイ締め正座して本を読む。p.120

 この辺りの出口イズム好きです。

線引かない付箋貼らない。p.124

 たしかに印象に残るのは付箋を貼っていない本や箇所のような気がします。でも、付箋貼らないと恐ろしくてめくれません。

目次を読まない。人の話に目次はない。p.129

 私も読まないです。

成功体験に意味はあるのか?p.134

 出口さんのこの本がまさに…

アウトプットするからインプットされる。誰かに話してしまう。p.159

 家族に話すと、伝える難しさを実感しますが、とにかく、話す、は、離す、かな?

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