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ビックデータ活用を目指した画像処理・AI技術の新システム開発 購買データの利活用機会提供へ

▼クライアント
キャッシュビーデータ株式会社 様
https://www.cashb-data.co.jp/

▼業種
法人サービス業務支援サービス

▼サポート内容

キャッシュバックアプリ『CASHb(キャッシュビー)』画像処理改善の企画およびシステム開発

▼DXの分類・目的

派生事業(既存市場×新規資産)業務効率化コスト削減

▼キーワード
システム開発AI画像処理画像認識データ活用データ基盤構築

ビックデータを活用して新たな価値を提供する「キャッシュビーデータ」。日本初のキャッシュバックアプリ『CASHb』(※)を提供する企業「キャッシュビー」のパートナー会社として、同社に集約されるデータを有効活用するため、2021年3月に設立された。

モンスターラボは、『CASHb』のレシート画像データを効率的に取り込むための画像処理改善およびAIを活用したシステム開発を担当した。

※ キャッシュバックアプリ『CASHb』:2016年11月にリリースされた、日常の買い物でもらうレシートを現金に換えることができるアプリ。アプリを通してレシートとキャンペーン対象商品のバーコードを送信することで、CASHbの「CB」が貯まり、貯まったCBはコンビニや銀行口座で現金に換えることができる。

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■課題

AIやビッグデータなどのデジタル技術が進展する第四次産業革命を背景に、情報資産の価値が増している現代。キャッシュビーデータは、AIとビックデータを掛け合わせることによって日本市場を世界水準にし、新たな価値を持ったデータビジネスを創造することを目指していた。

同社はOCR機能を活用し、レシート画像から購買データを収集するビジネスにいち早く着目。しかし、正しく読み取れなかったレシート画像は人手で情報処理しなければならず、作業時間・コストの削減が課題となっていた。また、ビジネス活用できるデータに加工するため、正確なデータ収集の仕組みも必要となった。

精度の高い画像処理技術が必要となるため、パートナーにはAI画像認識およびアプリ開発に関する高い知見が求められていた。

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■ソリューション

モンスターラボはまず既存の画像認識方法を分析。その結果、集まったレシート画像の質にばらつきがあり、テキストを十分に読み取れていないことが判明した。特に1行ごとの文字認識については、画角によって正しく認識されないケースがあった。

そこで、画像処理技術を改善し、AIの画像認識精度を向上させることを提案。経験豊富なAIエンジニアをアサインし、文字情報の抽出技術のリサーチ・改善を繰り返した。

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■結果

今回のプロジェクトを通じ、『CASHb』から取り込まれたレシート画像を、AIに対しわかりやすく整える画像処理の精度を向上。また、画像処理とAI技術を活用し、効率的に取り込みデータ化するシステムを開発した。

この改善によって、生活者の購買データの蓄積効率が向上し、多量のレシートデータについて人手を削減することが可能に。顧客企業には、生活者の新鮮な購買データを利用する機会を提供することが可能となった。

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モンスターラボは現在、自然言語処理のAIエンジン開発に着手。収集したデータをより有益なものにする取り組みをサポートしている。

(情報公開日:2021年11月19日)

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事例についての問い合わせ、DX(デジタルトランスフォーメーション)のご相談は以下からご連絡ください。

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