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ミーハーになりたくなかった無趣味人間が多趣味になって気づいた、趣味を増やしてよかったこと。

写真、お酒、読書、SNS、アウトドア、旅行。

これ、全部私の「趣味」ともいえる、好きなことたちです。

ほかにも、アニメやYouTubeを見るのも好きだし、夫が育ててる観葉植物を眺めるのも好きだし、愛猫と遊ぶのも好き。
こうしてnoteを書くのも好きなことのひとつです。

たくさんある趣味の中で極められているものは少ないけれど、広く浅く色んなことに手を出して、ゆるく楽しんでいます。

今でこそ趣味が多く「みきてぃって、いつも色んなことしてるよね」と言われるけれど、20代前半頃までは今とは真逆で、いわゆる「無趣味人間」でした。

なにかと巡ってくる機会の多い自己紹介タイムで「趣味」と聞かれるのが、本当に苦手で、嫌いで。

「釣り!」とか「カメラ!」とか「ゲーム!」とか、趣味を語れる人を心底羨ましく思いつつも、色んなことにやたらめったら手を出したり、流行りに乗ることに抵抗があったんです。

だって、なんかミーハーな感じがするじゃないですか。


しかも、大して詳しくもないのに「趣味です!」って胸を張るのもなんだか恥ずかしいし、定期的にやってるわけでもないのに「それって趣味なの?」という疑問もありました。

そんな私がなぜ正反対の多趣味人間になったのか……というと、そこはまた別で書くとして、今は「趣味を増やしてよかったなあ」と心の底から思っています。

「人生の楽しみが増えた」というのもそうなのですか、なによりよかったのは、


人と話をできるようになったこと。


あまり信じてもらえないのですが、私、コミュ障でして。
特に、あまり深い関係でない人との「他愛のない会話」が死ぬほど苦手なんです。

よく、アイスブレイクの手法として、相手に共感するとか共通点を話題にするとかを聞きますが、そんなもん、1ミリも見当たらなかったんです。

自分の中に引き出しがなさすぎて、あらゆるものに興味も持てなくて、人の話を聞いても「へえ、すごいですね」以上の感想が出てこない。

「私って冷たい?」と思いつつ、そこから先の会話に全然繋げられなかったんです。


でも、趣味が増えてからは、人の話に興味を持てるようになりました。


自分に好きなことが増えてアンテナが敏感になったぶん「ちょっと詳しく教えて」「おすすめある?」と聞いてみたくなったし、たとえ私の趣味がいわゆるニワカであったとしても、ほんの少しでも知見があれば、人との共通点も見つかるんですよね。


最近の私は、今関わっている仕事柄、定期的に多くの人と「初めまして」をする機会があります。

以前は人の自己紹介を聞いても「はあ〜そうなんですね!よろしくお願いします!」以上のことをなにも言えませんでしたが、今は違う。

「それ、私もちょっとやったことあるんです!今度教えてください!」とか「興味あるんですよね〜、おすすめありますか?」とか、社交辞令ではなく、シンプルに「もっと聞きたいな」と思えることが増えました。


多趣味って、ミーハーであんまりいいイメージがなかったけど、意外と悪くない。


相手に無理に合わせる必要はないけど、変に斜に構えたりせず、心の赴くままに多方面にアンテナを張っておきたいな、と気がついた今日この頃です。

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