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自分の身は、自分で守るもの。

「自分を消耗しないように」

巷でよく聞く表現ですが、私はいまいちこの言葉の意味がよく分かっていませんでした。

自分の時間を取られることだろうか。
それとも嫌な思いをさせられることをいうのだろうか。

多分どっちも合ってはいるのだろうけれど、いまいちピンと来ないというか、それが「消耗」という表現が合っているのかもよく分からず。

ですが最近、すっごく「ああ、これが『自分を消耗してる』ということか……」と実感するできごとがあったのです。

具体的な話は割愛しますが、ザックリいうと相手のペースにどんどん巻き込まれていることに気がついた、そんな感じです。

でもこれって、相手が100%悪いのではなくて、私のハッキリしない態度が招いた事態でもあるんですよね。


嫌なら嫌だといえばいい。

そういうのは困る、ということについては「それでは困ります」ときちんと伝えればいい。


自分の「こうしてほしい」「それは私にとっては嫌なことだ」という気持ちや要望を相手に伝えるのは、なんとなくワガママな気がして、特に社会人になってからは、なにに対しても極力「かしこまりました!」と相手の要求を飲み込んできました。

でも、これを続けると「なんでもやってくれる人」「こちら(相手)のペースで動いてくれる人」と認識されてしまって、どんどん負担が増えていくのです。

言葉を選ばずにいうと、要は「都合のいいヤツ」になってしまうんですよね。

今回のとあるできごとも、それが積み重なった結果、どんどん相手のペースで話を進められてしまい、こちらのわずかな要望さえも無下にされた。そんな感じです。

これってまさに、自分を消耗しまくっている状態。
こんなん続けてたら、どんどん自分がすり減っていつかいなくなりそう。


「自分の身は、自分で守りなさい」


小学生の頃、避難訓練のたびに担任の先生からそう教えられたことを、ふと思い出しました。

そうだよね。
自分のことは自分で守らないと、誰も守ってくれないもん。

小さな子どもならまだしも、大人になってしまえば尚更、誰かに守ってなんかもらえない。

それに、相手が私に色々なお願いをしてくるように、私にだって気持ちや要望を伝える権利は、平等にあるはずなのです。

自分の身は、自分で守る。

これ以上自分を消耗しないように、都合のよいYESマン(ウーマン?)にならないように、少しずつ自分の要望を伝える練習をしていきたい。

そんなふうに感じました。

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