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感覚って、意外とすぐ忘れる。

人って案外、なんでもすぐ慣れるけど、忘れるのも早い。


ふとそんなことに気がつき、noteを開いています。

現在、8時10分。


今日は朝からちょっと遠いエリアでお仕事のため、久しぶりに通勤ラッシュの時間に電車に乗っています。
まさに今、満員電車の中でポチポチと文字を並べています。

自分の肩に触れる距離に名前も知らない人がいる。
荷物がぐちゃぐちゃにならないように必死に守って、仰け反ってるから腰が痛くて。

……満員電車って、こんなに辛かったっけ???


今年の5月に、会社を辞めました。

それまでは私も、毎日のように満員電車に揺られていて。
片道1時間ちょっとの距離を、ずーっと立ちっぱなしで、時にはぎゅうぎゅうに押されながらも、そんな中でポチポチとnoteを書いて、都内へ通勤していたのです。


会社を辞めて、在宅で仕事をするようになって半年。


今は30分人に揉まれただけでもすっかり疲れてしまって、ああ、降りたいなぁ降りたいなぁ〜〜〜と、ずっと考えてしまう。

ほんの半年前までは、「嫌だ」と思いつつも、なに食わぬ顔で満員電車に乗れていたのに。
もうそのときの感覚なんてほとんど覚えていなくて、どうやって耐えていたんだっけ?どうやって身体のバランスを取っていたんだっけ?

どれだけ考えても、全然分からない。

あんなに毎日、何年も続けていたことでも、人の感覚って案外あっさり消えていくんだなぁ、と感じています。


まあ、満員電車に乗る感覚なんて忘れてしまっても別に問題はないのですが、こんなふうに色んな気持ちとか感覚も、人って案外簡単に忘れていくのだと思うと、少し寂しいし怖いような気持ちになったり。

今の私が考えてることとか、思いとか、価値観とかも、そのうちなーんにも思い出せないくらい忘れてしまうんだろうか。


そんなどうでもいいことを考えながら、電車に揺られる朝でした。

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