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Wordすらまともに使えなかった私が、Webを駆使して仕事をできるようになるまで。

どうも、パラレルワーカーのみきてぃです。

ライター・フォトグラファー・キャリア支援・音楽家……などなど、複数の顔を使い分けたり掛け合わせたりしながら生きております。

「noteに書くネタが決まらない!」
「私が書ける有益なネタってなんだ???」

と迷いに迷ってSNSで質問を募集したところ、こんな質問をいただきました!

質問ありがとう……!

ということで、今回は「私のPCスキル事情」について語ってみようと思います。

ライターとかカメラとかWeb系の仕事をしているとPC強いって思われがちですが、全っ然そんなことはなくてですね!!!!

今もわりと苦手な部類ではありますが、人並みには使えるようになりました。

タイトルのとおりWordすらまともに使えない人間だった私がWebを駆使して仕事をできるようになるまでを語ってみます。


■まったくPCに触ってこなかった大学時代

私立の音楽大学に通っていた私は、丸4年間ほとんどPCに触ることはありませんでした。

というのもね、私が在籍していた学科は卒業論文というが存在せず。
卒業するには「卒業演奏」の試験だったので、論文とか書いたことないんですよ。(なのに現ライターというのもなかなかウケる。)

定期考査的なもので一応レポートはありましたが、まさかのうちの大学、レポートは手書き提出だったんですよねぇ……。

あ、ちなみに履修登録も手書きでした。

嘘みたいな話ですが、本当なんです。

そんなアナログな大学で4年間を過ごし、プライベートでもPCに触る機会はなかったので、大学生のときは本当になにもできなかったです。

PCの電源を入れられれば100点だったし、WiFiとかそもそも概念が理解できてませんでした。(終わってる)

■新卒時代、自分のPCスキルのなさを思い知る

新卒で入社した会社では、書類を作る業務がそこそこありました。
というか、入社試験の時点で、Excelでタイムスケジュールを作る課題があったんです。

その当時の私のPCスキルは、こんな感じ。

・Wordで画像や図形の挿入ができない
・Excelのセル内で改行ができない
・ただの足し算(SUM関数)さえできない
・もともと入っている関数を全部ぶっ壊す


ちなみに、入社試験のタイムスケジュール表でも「セル内改行」ができず、やたら横に長い表を作成しました。なぜ受かったのか、今でも本当に謎です。

入社後も書類を作るたびにあたふたしていて、自分のあまりのできなさに恥ずかしさもあり、先輩の目を盗んでこっそりネット検索しながら書類を作っていました。

検索:Excel セル内 改行

てな感じで。

その会社で過ごしたのはたった4ヶ月でしたが、分からなくても聞ける相手がいない(先輩・上司みんなめちゃ怖かった)環境でこそこそと自分で調べたことで、簡単な書類くらいは作れるようになりました。

(とはいえ、Excelの関数は分からないままでしたが。)


■音楽活動の経費削減を目指して、PCに触りはじめる

私が苦手だったPC作業にそれなりに向き合うようになったのは、新卒で入った会社を辞めて、派遣社員×フリーランス音楽家としての活動をはじめた頃。

名刺やコンサートのチラシ・楽譜・宣伝動画の作成、確定申告……など、必要なものがたくさんあって、それらこなすにはPCを使えないといけなかったんです。

もちろん、得意な人や業者に外注する手もありましたが、そんなお金ないし、なにより私はコミュ障なので、頼むツテもない。

そして、私と同じ超アナログ大学を卒業した先輩が、なにやら自分でチラシやらなんやらを作っていると聞き、「なら私にもできるんじゃね?」と思い、挑戦してみることに。

派遣で働いてた会社の業務は、主に決まったシステムに文字や数字を入力するのみだったので、PCスキルは個人の活動のために伸ばした感じです。

約3年ほどの期間を経て、こんなことができるようになりました。

・PowerPointでチラシ作成
・フリーソフト(MuseSucore)で楽譜作成
・Excelでタイムスケジュール作成(セル内改行、マスターした…!)
・ExcelでSUM関数
・動画編集(Filmora)

講習を受けたとか本を買ったとかではなく「分かんねえ!」と壁にぶつかるたび、ネットで検索。

本とか立ち読みしても、現状自分が困っていないことについては実感が湧かず、なにから手を付けていいのか、そこに書いてあることがどう役に立つのか分からなかったんです。

「チラシを作らねば!」など、必要に差し迫られて手を動かし、躓いたら調べる。

それを何年間も繰り返していくうちに、ちょっとだけPCが触れるようになってきました。

とはいっても世間的に見ればかなりレベルは低いのですが、同じくアナログ畑出身の音大時代の仲間からは「ちょっとPCできるポジ」に見られるように。


■フリーランスになって、PCスキルが一気に伸びた

まあ「伸びた」とはいっても、本当に得意な人からしたらたかが知れてるんですけどね。

ライターになったことを機に、さまざまなWebツールに触れる機会が一気に増えました。

こちらは会社の業務ではないので当然上司なんかいなくて、分からないことは全部自分で調べないといけません。

先輩フリーランスの皆さんが当たり前のようにGoogleドキュメント・スプレッドシート、Canva、Slackなどを使いこなしており、内心めっちゃ焦っていました。

みんな:「これをGoogleドキュメントで共有して〜…」
私:(共有ってどうやるんや……)

みんな:「Slackでリマインダーかけて〜…」
私:(リマインダーってなんや……)

みんな:「スプシでデータ集計して〜……」
私:(スプシの関数なんも分からん)


心の中で悲鳴を上げつつ、そんなところで躓いていてはフリーランスとして仕事できない……!と思い、その場では「分かりましたあ〜!」と明るく答えて死ぬほどネットで検索。

オンラインミーティング中に出てくる意味不明な単語も、その場でこっそりネット検索。

前線で活躍するフリーランス勢にいい感じに揉まれ、この1〜2年くらいでまたできることが増えたように思います。

・Googleドキュメントで記事執筆ができるようになった
・Googleスプレッドシートがちょっと使えるようになった
・Googleスライドで提案資料が作れるようになった
・Slackがひと通り使えるようになった
・Canvaで簡単な画像が作れるようになった
・meta Business Suiteがちょっと使えるようになった
・WordPress入稿ができるようになった

こちらも派遣社員×フリーランス音楽家時代同様、分からないことはひたすらネットで調べてなんとかできるようになりました。

相変わらずExcelやスプシは苦手でごく簡単な計算程度しかできませんが、大学時代に比べればかなりマシになりましたね。


■(自論ですが)必要に差し迫られないと、人は覚えない

大学時代の私がなぜこんなにもPCを触れなかったかというと、必要じゃなかったから。これに尽きます。

手書きで履修登録して、手書きでレポート出して、卒論はなくて演奏すれば卒業できるのだから、そりゃあPCスキルなんて覚える気になりません。

実際に仕事をはじめてからも、「その会社で必要なこと」だけ知れば業務はこなせてしまうので、多分新卒で入った会社や派遣で働いていた会社にずっと留まっていたら、PCスキルは今もさほど変わっていなかったと思います。

人間って、ほとんどの人がけっこう怠惰(だと私は思っている)なので、「いつか役に立つかもだから勉強しとこう!」みたいなパターンって絶対といっていいほど実行しなくて、「やばい!やらなきゃ!!!」という状況になって初めて頑張れるもの。

今後もきっと予習はできないけど、必要に差し迫られてスキルを身につけていく人生なのだと思います。


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