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私はきっと、薄情者ではない。
「あんたって薄情だよね〜」
「みきてぃは、性格悪い系!」
これ、過去に家族や友だちに言われたことのある言葉です。
まあ、否定はできない。
今より多少とんがっていて、言葉を選べずに人をチクチク刺した過去は認めています。みんなごめん。
ほんのつい最近まで自分自身も「私は性悪」を疑わずに生きてきたのですが、ここ最近「いや、別にそうでもなくね??」と思っています。
だって、私はいつも人のことを気にしているのだから。
これまで、いたるところで名言してきましたが、私はとっても気にしぃな性格です。
もちろんそこには「嫌われたくない」「ウザがられたくない」という保身的な理由も含まれていますが、一応私なりにすごくすごく人に気を遣っているんですよ。
多分向こうは忙しいから、今誘ったら困るかな、とか。
なにか悩んでそうだから声掛けたいけど、話したくないのかもしれないよな、とか。
ちょっとキツいかもだけど、ハッキリ言ってあげないと気が付かないよな、とか。
気の遣い方、伝え方が下手くそなのは否めないけど、決してなにも考えていないわけじゃない。
めっちゃめちゃ、人の状況とか心境を想像してます。
ただ、想像力が乏しいのか「いや、そうではないよ」と思ったのとは違う回答になってしまうことは多いけど。
出てくる答えが正解か不正解かはさておき、こんなにも人のことを考えている私のどこが「薄情」なんだろうか。
だからといって、「じゃあ私が聖母のように優しいか?」と言われるとそれはまた話が別なのだけど、少なくとも「薄情」「性悪」ではないんじゃないかと思ったのです。
「私は性悪」と自分にレッテルを貼ったきっかけは、家族や友人の言葉だったかもしれない。
でも、「どうせ私は性格悪いもーん」拗ねてと自分にずっと呪いをかけて縛ってきたのは、ほかでもなく私自身。
これからは自称・性格悪いを卒業してみてもいいかな。
私はきっと、自分が思っているより薄情者じゃない。
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