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趣味って、極めないとダメですか?

趣味を公言するのって、この現代社会において、ちょっと勇気のいることだと思うんです。

そもそも「趣味」とはなにを意味するのか、調べてみました。

1.人間が自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。

2.物の持つ味わい・おもむきを指し、それを観賞しうる能力をもさす。調度品など品物を選定する場合の美意識や審美眼などに対して「趣味がよい/わるい」などと評価する時の趣味はこちらの意味である。→#美学用語の「趣味」

3.人間が熱中している、または詳しいカテゴリーのこと。
引用:Wikipedia

ここで私がいっているのは、1と3の話なのですが、なるほど、特にこの3の「詳しい」という言葉がすべてを邪魔しているな、と感じます。

TwitterにInstagram、YouTube、TikTok……

色んなコンテンツがドカドカと出てきて、インフルエンサーではなくとも「発信」をすることが当たり前になったここ近年、リプやコメント欄で泥沼化したマウント合戦をよく目にします。

「そんなことも知らなくて好きとか(笑)」という直接的な暴言とか、「少なくとも〇〇くらいは知っていたほうがいいですよー(意味深な絵文字)」といったアドバイスと見せかけた皮肉とか。


なんかね、もう、なんやねん!!!!


この世の中は、趣味を趣味と名乗るのにも専門知識がいるようになっちまったんか?!


もちろん、趣味にマウントをとりたがる人は昔から存在するのでしょうけど、SNSで気軽に発信・コメントをできるようになってから、それがすごく目立つようになりました。

私にも、いくつか趣味があります。
別に全然詳しくはないけれど、やっていて「楽しいな、好きだな」と感じることです。

仕事でやっているわけじゃないし、そもそも「趣味」って、人のためではなく、ただ自分のためにやっていること。このnoteもそうなのですが。

仕事ではないからこそ「知りたい!」と思ったときに調べればいいし、「もっとできるようになりたい」と感じたときに、聞きたい相手に聞けばいい。

それが趣味の醍醐味なんじゃないのかな、と思います。

そもそも「詳しい」というのも大層曖昧な言葉で、そこに数値とか基準なんてないのだから。

極めなくてもいい気楽さがあってこそ、「趣味」というものは楽しいし、没頭できるものだと思うのです。

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