「逆噴射小説大賞」自作備忘録10本
お疲れさまでした
#逆噴射小説大賞 の受付期間が終了しました。私も参加者の端くれとして3週間の間に1900発のパンチを食らいながら、どうにか10発の（めちゃくちゃ良い）パンチを打ち返し、生き延びることができました。ありがとうごさいます。ラウンドは続きますがいまは小休止です。
ところで俺はこれまで三回の私的ピックアップを投稿し、今週中に最後の第四回を投稿するつもりだが、全ては自分自身が何を面白いと感じるかを忘れないための利己的行動だった。内容を喜んでくださる方がいたことは望外の喜びだが――それは二の次だった。記述を不快に思われた方は、ごめんなさい。だが今回も備忘録だ。
自作10本
1.『AI kills the Witch』
サイバーパンク×魔術
唯一今回に合わせて事前に考えました。
『ブレードランナー2049』が大好きなのでサイバーパンク、『マックスウェルの悪魔』を読んでいたのでエントロピー要素、逆噴射先生のnoteから『Destiny 2』を始めていたのでSF+魔術、あとは車の運転が苦手なので。
一本しか考えていなかったのにもっと出したくなって、形にならなかった古いアイデアを書き直して放流。
原型は数年前の東京ディズニーシーで実際にすれ違った仏頂面ロリータ服の人と、敬愛する上坂すみれ氏の発言「ロリータは装甲」、あとは『ファイト・クラブ』を見ていたはず。
周りを見て瞬発力・爆発力が必要だと痛感し、事前準備ゼロから書くことに。
ちょうど築地移転（解体？）の日で、その日見たテレビニュースとインディ500の特番（再放送）から。あとたぶん『ファイト・クラブ』。
デスゲーム的作品はあまり知らないのでぼやかしにぼやかしました。
早くもなにも浮かばなくなり、過去アイデアからサルベージ＆リサイクル。
「ドラッグパンク」という単語と、あとはWikipediaで流れ着いた『変若水』のページから。なんかお薬で回るディストピア、くらいの詰め具合なので記憶が薄いです。
5.『心・技・体・直結ニューロンブースト』
相撲×サイバーパンク
再び瞬発力プラクティスとして流行の相撲ジャンルと取り組み。
髷からの有線接続と遅効性ウィルスはもろに『攻殻機動隊』、ダイハードテイルズ的叫び声は入れたもののハジけきれず。後述する作品とギミックも被りましたが、考えたのはこっちが後でした。
ゴリラを出したいけど、ゴリラが出ること自体をおもしろにはしたくないと思いまして。
舞台はゴリラが活躍できる空間として安直にポストアポカリプス。イメージは手話を使った“とされる”ゴリラの逸話と、ボストンダイナミクス社の四足機械SpotMiniとかBigDog。趣味という言葉の捉え方は芝村裕吏氏の『古歌集』からかと思います。
『スカイライン -奪還-』（インドネシア武術シラットで宇宙人と殴り合う最高の映画。とにかく観よう！）を観てアクションをやらねばと思いまして。で、せっかくパルプでやるからにはとニンジャを。
ビジュアルイメージはツイッターアーで見たかっこいい現代忍者ファッション、特定の相手専門の殺し屋は『HITMAN』（犬溶接マンの奴。最初の台詞「俺の名はトミー・モナハン。人を殺して金をもらう。そういう仕事だ」最高ですね）から。
『ブレードランナー2049』が大好きなのでサイバーパンク、敵役はWikipediaの『シンギュラリティ』あたりから。
当初は「忍者、お前を殺せば俺のあだ名は――」なんて台詞がありました。
8.『ラスト・ドワーフ ラスト・チャージ』
サイエンスファンタジー
ファンタジーを出してないと気付いたので。しかし『七人のイヴ』を読んでいたので結局SF混じりに。
『ロード・オブ・ザ・リング』のギムリ（cv.内海賢二）が好きなのでドワーフ、「ロンサムジョージ」は絶滅したピンタゾウガメ最後の一体の名前。寂しい国葬は今見ると『ウォッチメン』かなと思います。
唯一、今回のためでなく前から書いていた長編を調整したもの。カクヨムかどこかのコンテストに投げるつもりで書いてます。
『デジモンアドベンチャー』シリーズ以来、二つの世界という構図がとても好きなのです。
最後は再び過去アイデアから提出。
遠い記憶ですが実験施設からの脱出はおそらく『Return to Gunparade』、登場人物名は中国の地名、タイトルは『Fate/Grand Order』各章のかっこいいやつ（封鎖終局四海オケアノスとか、絶対魔獣戦線バビロニアとか）の真似。なのに人名。文殊の知恵ギミックが被っているけど気にしない。
以上です。俺は西部でコーヒーを入れてくる。また会おう。
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