腹腔鏡手術による子宮全摘出 入院3日目

無事に手術を終えた入院3日目。
手術後の体の影響や3日目の生活の主な流れをまとめる。


強すぎる痛みと吐き気に襲われる

日付が変わったからといって傷みの強さが変わるわけではない。
昨日に引き続き4個所の傷は体位を変えることが難しいくらい痛いし、動いた時に管が刺さった尿道の異物感も不快だった。
歩行ができればその尿道の管が取れるとのことだったので、少しでも苦痛を減らしたくて自分に鞭を打って歩行を試みた。
幸いベッドから1mも離れていないトイレまでは歩行できたため、管は取り除かれた。

しかしベッドの周りを歩いて荷物を取ろうとしていたら、猛烈な火照りと吐き気に襲われた。
ベッドにふらふらと座り込んで息を整えていると、視界がぼんやりしてくる。
嫌な汗が全身にどっと滲み出てきて吐き気をこらえていると、耳の方もおかしくなってきた。
看護師が自分に向かって呼びかけているが、まるでフィルターがかけられたかのように何を言っているのかわからない。
1分ほど安静にしているとなぜか上記の症状はすんなり治まり、再発することはなかった。

食事はあまり喉を通らない

手術の翌日なので、水は朝から飲め食事は昼から出されることになった。
昨日の食事とはうってかわって、刻み食が出された。
三分粥とペースト状になった豆腐、細切れになった魚など。
特に空腹感はなかったし食べ慣れていないせいもあったのか、昼食は6割程度残してしまった。
味は良かったので、常食の形態で食べられなかったことが悔やまれる。

夕飯はほぼ常食と変わらない。
七分粥と、おかずは常食の時と同じく噛みごたえがある状態で出てきた。
夕飯時になっても食欲は湧かなかった。
ただあまり食べないのも健康に悪いため、おかずは全て食べてお粥は程々に残すことにした。

意外と歩行はできる

術後の回復を早めるためには、早期から歩くのが望ましいと言われていた。
そのため私は毎食後必ず歩くことを習慣にした。
食後体を動かすことは血糖値を下げるメリットもある。
病棟の廊下の最も外側の通路を、点滴を引きずって歩く。
ぐるりと一周すると自分の部屋に戻って来られるのだが、これがいい運動になった。
ただ一周程度では体を動かした気がしなかったので、念のため二周することを心がけた。

実は起きている時や歩いている時は、お腹の傷はさほど痛くない。
ベッドに横たわってしまうと起き上がる時に猛烈に傷が痛むので、部屋にいる時はベッドの縁やソファに座ったり立ってスマホをいじっていることが多かった。
どうしても眠い時はベッドの頭側を高く調整して、座ったような姿勢で昼寝をした。





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