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チューブが詰まって湧水が出なくなったアクアテラリウムをリセットして、メンテナンスしやすいイモリウムを作った話

リモートワークが増えて、家庭でで楽しめる趣味のひとつとしてアクアリウムを始めた方も多いのではないでしょうか?

僕も去年の5月くらいから、およそ10年ぶりに水槽でアカハライモリを飼っています。
レイアウトも何度か試行錯誤して、かなり作り込んで、半年くらい経過したアクアテラリウムなのですが、メンテナンス性が非常に悪く、遂に湧水を通していたチューブが詰まってしまったので、先日リセットしました。

今回はその概要について紹介したいと思います。

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旧レイアウト

リセットする前のレイアウトはこんな感じです。
これは立ち上げ直後の写真で、まだ苔があまり茂っていません。

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陸地の苔やシダに水を行き渡らせるため、底面濾過プレートに水中ポンプを連結して水を循環させ、3ヶ所から湧水を流す方式にしています。
陸地は湿度保持のため、生け花用の給水フォームをベースに、シリコンシーラントで流木やコルクや石を貼り付けて作りました。
ポンプは右奥の陸地の中に隠れています。

ちなみに、水槽はジェックスのマリーナLです。

それなりによく出来たレイアウトだと思っていたのですが、見ての通りメンテナンスはほぼ不可能で、陸地をバラさない限り、ポンプもチューブも手入れができません。
そして遂に、立ち上げから約半年でチューブに汚れやバクテリアのぬめりが溜まって詰まってしまい、湧水が出なくなってしまったため、思い切ってリセットを決行しました。

新レイアウト

ということで、新しいレイアウトはメンテナンス性を重視します。
前回と同じく底面濾過で、水中ポンプリフト式で滝を作ることにします。

こまめに水替えをすればいので、濾過というよりも、あくまでも水の循環が目的です。

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前回の反省を活かして、今回は細いエアチューブを使わず、詰まりにくい太いチューブ1本で滝を1つだけ作ることにしました。
水作パワーフィットプラスの場合、φ8mmのチューブが接続可能でした。

問題は、メンテナンス性を維持しながら、どのようにポンプやチューブを隠して自然感のあるアクアテラリウムを実現するかということです。

そこで採用したのが、このスライス溶岩石
今回はこちらを計4kg使用しました。

積み上げるだけで簡単に本格的なレイアウトになるうえ、凸凹が多いので苔も活着させやすく、バクテリアの住処にもなるので、非常に優秀な素材です。
結局のところ、アクアテラリウムは素材選びで決まると言っても過言ではないですからね。

で、それでポンプを隠すようにいい感じに積み上げて、隙間から水が流れるようチューブの先を出してあげれば、あっという間に滝の出来上がりです!
あとは、その溶岩石にウィローモスやコツボゴケを置けば、数週間程度で活着して自然な感じになります。

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はじめは溶岩石同士をシリコンで接着するつもりだったのですが、試しに積んでみたらちょっとした地震ではびくともしなさそうだったので、単に積み上げるだけにしました。
なので、上の方の溶岩石をどかすだけでポンプの水流調整やチューブの交換も簡単ができますし、万一の場合にも、気軽にリセットすることができますね。

さらにウィローモス活着済みの流木や、その他シダや石などを適当に配置すれば、レイアウトは完成です!
ちなみに、苔や水草はメルカリで買うと少量ずつ安価に購入できます。

現在の水槽の様子がこちら。

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今は、元々いたアカハライモリ3匹に加え、即売イベントでお迎えしたシリケンイモリ1匹と、バンパイアクラブ2匹、それからレッドラムズホーン何匹かが同居しています。
今のところ、ケンカする様子もなく仲良く暮らしています。

癒しが足りない貴方も、ぜひ素敵なアクアライフを。

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