コラム

初心者のためのウイスキーの飲み方 その1

前回に引き続き、ウイスキーの話。

お勧めの銘柄とか製法とか、結構マニアックなところまで話したいのだが、それは追々でいい。

まずはいろいろ飲んでみて、自分の好きな1本を見つけて、それからどっぷりのめり込めばいい。


そのためには、まず飲み方を知る必要がある。


1.ストレート

やはりスタートはここから。

ハイボール用の安いウイスキーならともかく、初めて飲む銘柄なら、とりあえずストレートで飲んでみたい。

色や香りもじっくり観察しよう。

ウイスキーはまず目で味わうものだ。

それから口に含んだときの風味、舌の上をすっと流したときの味、飲み込んだときの喉の熱さ。

鼻からゆっくり息を吐いたときの香りもまた面白い。

複雑に混ざり合ったその美しさを、ゆっくりと探ってみてほしい。


2.ストレート+数滴の水

これも前回触れた飲み方だが、ストレートの状態にほんの数滴だけ冷たい水を垂らしてみる。

すると不思議なことに、ふわっと、ぱっと香りが開く。

味もガラッと変わる。

シングルモルトスコッチは、特にこの加水したときの変化が大きい。

花が開くという表現がぴったりだ。


3.オン・ザ・ロック

言わずもがな、バーでウイスキーといったら一番メジャーかもしれない。

薄暗いカウンターの上で、大きな氷とウイスキーがきらきらと輝くグラスはとても綺麗だ。

ゆっくり揺らしたときのカラカラという音も心地よい。

ロックが合わないウイスキーなんてあるんだろうか。


4.ハイボール

日本で一番よく飲まれているのはやはりこれだろう。

氷を入れたたっぷり入れたロンググラスに、少しのウイスキーにソーダを入れて、底からマドラーをそっとひと回し。

何年か前からハイボールブームが来ていて、居酒屋でもあちらこちらで見かける。

ソーダでかなり薄めてしまうので、高いシングルモルトスコッチでやるにはあまりお勧めしないが、バーボンジャパニーズウイスキーなんかだと結構美味い。

喉が渇いているときや、少し重めのつまみと合わせるときなどには、ソーダの爽快感がたまらない。

ベストパートナーはやっぱり唐揚げだろうか。

レモンを絞りたくなるときもある。



まずはメジャーな飲み方を並べてみた。

次回は少しマイナーなものも紹介していこう。

飲食店の開業を目指して準備をしています。バカな若者をちょっと応援したいと思った方、サポートお願いいたします。 スキ・コメント・SNSシェアだけでもとても嬉しいです。