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ルーキーとベテランとジョブホッパー|02

ある実験とは、ベテランの私が、ルーキーの指示を聞くということだった。


ベテランが、仕事の概要と何故こういった作業をしているのかを、ルーキーにプレゼンし、ルーキー側からの質問をベテランが受け答える。


その上でルーキー側から作業の疑問点を指摘してもらい、ベテランがルーキーの疑問に応える形で作業を効率化してみた。


効率化した作業を、ベテランがルーキーに巻き取ってもらうのだ。


これはうまくいった。


私が行ってきた業務効率化の作業の中では、これがいちばん効果があった。



ルーキーの業務理解の速度向上、

ベテランの作業属人化の撤廃、

作業手順書の整備と見直し、

そのどれもが効果的に機能した。



ルーキーはベテランに指示をするために、ベテランのプレゼンを理解しなければならない。

わからないことを聞き、おかしいと思ったことをその場で質問しなければならない。

最終的に作業を自分が巻き取ることだけは決定しているからだ。


巻き取る作業をベテラン側に効率化させれば、巻き取る時に楽だ。

徹底的に効率化させたほうがいい。


ベテランは、自分がルーキーの質問から気付きを得る。

間違いに気付くのだ。


飛行機の操縦士と副操縦士の話がある。
副操縦士の方が、事故やミスが少ない傾向があるのだそうだ。
副操縦士は、年上の操縦士に対し意見がしづらいが、副操縦士は操縦士からの意見を得やすい。


ベテランとルーキーが、同じように仕事ができるようになると、ベテランもルーキーも、新しいことをする余裕ができてくる。


効率化された仕事は、速度を生む。

速度は、時間を作り、時間は余裕を作る。

クリエイティブな仕事をする時間は、余裕のある時間を作ることで出来上がったのだった。


しかし、このクリエイティブな仕事をする時間で、何をすればいいのだろうか?

いつもお読みいただき、ありがとうございます。 書くだけでなく読みたいので、コメント欄で記事名入れてもらうと見に行きます。