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GODFATHER に乾杯。 ~ day 156 (2019.12.15)

「 1000枚のビールのある風景 」
1000日間、毎日呑むビールの写真をあげながら、ビールそのものの話だったり、その日の出来事だったりを記事にしてます。
156日目。
これまでのログは → こちら

この日は、箕面ビールの創業者・大下正司さんの命日。

生前は全国各地のイベントに出かけていっては、ダジャレと笑顔で会場を盛り上げるその姿に、いつしかクラフトビールの世界では、みんなから親しみを込めて "オヤジ" と呼ばれて、造り手からもお客様からも愛されていました。デ・ニーロ並みのいい男。

2013年以降、毎年この時期には、箕面ビールと有志のクラフトブルワーたちが「マサジビールプロジェクト」と題して、先代社長をイメージしたビールを醸造します。どれだけ先代が、多くのクラフトブルワーたちに慕われていたかがわかっていただけると思います。

箕面ビールでは、「GODFATHER」という名前でリリースしていますが、ここ数年は、毎年仕込むスタイルを変えています。
新しいもん好きで、チャレンジャーだった先代にならって、毎年違うレシピに挑戦しよう!というスタンスです。

2017年の ライスホップエール 、2018年の ソルティエール と、生まれ故郷の小豆島のお米やお塩を使ってきましたが、2019年は ヤマロク醤油 の「鶴醤」という長期熟成の醤油を使った、その名も ヤマロクエール

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ビールに醤油、ぜんぜんアリです。

色は褐色で、ほんのり醤油のよい香り。口に含むと、想像していたより醤油感が強く感じられました。それは決していやな感じではなくて、モルトのキャラメル感と醤油の香ばしさが、うまくはまっています。

醸造の工程や商品の詳細については、こちらをどうぞ。

私にとって箕面ビールとの関係は、最初は単なる地元の一ファンだったのですが、イベントや工場横のタップルームに顔を出すうちに、スタッフのみなさんに名前を覚えていただいて、なかよくしていただいてました。

思い起こせば、2012年の15周年の創業感謝祭の時、その当時は単にお客としてビールを呑みに行ってたのですが、大ジョッキを片手に会場を楽しそうに歩き回っていた先代に「来年はこっちおいで、こっちの方が絶対たのしいから」とボランティアスタッフに誘われたことで、それまでより深く箕面ビールに関わることになりました。

でもその年の年末に、突然工場で倒れ、そのまま旅立って行かれました。

ということで、残念ながら一緒にイベントを盛り上げる側には立てませんでしたが、創業感謝祭のお手伝いをすることは欠かせない行事ですし、ウェアハウスができてからはスタッフとしてシフトに入ってます。

先代の、箕面ビールをもっともっと多くの人たちに呑んでもらいたい、という思い。ささやかでもそのお手伝いができているのは幸せなことです。

いま直営店のウェアハウスとビアベリーでは、期間限定で箕面ビール以外のマサジビールも挿さってますよ。この機会にぜひ。

ごちそうさま。


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