見出し画像

仕事をする上で大切なのは、本当の目的を見失わないこと

わたしは会社のメディア運営を担当している。
目的はもちろん、会社の知名度を上げ、集客につなげることや、自社のサービスを売ることなのだが、売り上げやリーチ数などの数字にだけフォーカスすると、本当に大切な、本来あるべき目的の方を失ってしまいがちになる。
日々の仕事に追われ、疲弊する人も多い中で、やっぱり仕事をする上で「誰かの役に立つ」ことを忘れてはいけないなと思っている。

例えば、訪日観光客に役立つ観光情報などを英語で発信していて、PV数や自社ツアーへのコンバージョン率などに目が行きがちだけれど、その裏にある「日本を楽しんでもらいたい」「もっとわくわくする旅行をつくりたい」といった熱い気持ちを、時々思い出すようにしている。
ビジネス色が強いものよりも、心から「楽しいんです!」といっているメディアの方が、個人的にも好きだし、魅力がある。
役に立つ内容で、かつわくわく感が出ている発信には、人は自然と反応するもの。
発信する側が楽しんでいて、本当に心から相手を思って届けたい内容ならば、結局数字の良い結果もついてくる。

良い文章を書きたいだとか、よく見られたいだとか、自分が前に前に出ているものは、誰にも響かない。
相手を思って、相手に楽しんでもらいたい、元気になってもらいたい、という優しい気持ちからできたものを発信することが、大切なのだ。
どんな仕事でもそうなのだと思う。
他人を喜ばせたい、励ましたい、といったポジティブな気持ちと優しさをもって仕事をすれば、前向きな反応が返ってくるはずで、その反応がまた、次の良い仕事へと繋げる活力になる。

毎日の大量に積み上がるタスクに忙殺され、時間も気持ちも余裕がない日々を送っていたとしても、少しだけ、どうして今その仕事をしていて、誰を助けたいからその仕事を選んだのか、考える時間をとってはどうだろう。
納得いく回答が見つからなかったら、本当にその仕事を、この先も長い間続ける意味が、あるのだろうか?
ひとつでも、どんなに些細なことでも、続ける意味や動機があるならば、いざという苦しいときでも乗り越えられる力になる。
だけど、その希望が見つからないと、暗闇をなかなか抜け出せない。

どうしても仕事をする時間が長い大人の人生、どうせなら自分の信念に合った仕事をしたいと思った、金曜の夜である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?