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北欧の生き方、学び始めました。(1)

毎年夏~秋にかけて何箇所か旅をしている私ですが、今年はコロナウイルスやら卒業論文やらのせいでなかなか海外はもちろん日本国内ですら飛び回るのは難しそう…元々アウトドアの私にとって絶体絶命なわけです。

なので北欧デンマークの生き方、考え方について学び始めました。

唐突にデンマークの名前を出しましたが、そうなんです。海外旅行に行けないけど海外について学びたい。そんなノリで北欧の環境や政治、教育について知れるオンラインセミナーを今受講していますッ!!!
今回はそのことについて。

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きっかけと参加理由.

「学生最後の夏が終わる……」
自粛やGo toが始まる前の京都やZINE作成の撮影での長野など、全く何処かへ行っていないわけではなかったけれど、去年の今頃私は友人たちに、
「来年はフランスとドイツに行くんだ〜」と意気込んでた分、味気なくて。7月末は人と会えるわけでもなく、いわゆるコロナ鬱に陥っていました。
オンラインイベントや友人と話していても、意識が肉体から離れていく感覚.

そんな中、お友達のひとみさんに「デンマークの民主主義について学ぶオンラインセミナーに参加しない?」とお誘いがあったんです。ひとみさんとは「REING」というクリエイティブスタジオ・ブランドのオンラインイベントで出会い、同い年ってこと、あとはジェンダーやセクシュアリティ教育、民主主義などなどで波長があって仲良くしてもらってるマイフレンド。

(↓ひとみさんの書いた「月経カップ」についてのnote)

ひとみさんはデンマークに留学してたのもあって民主主義については自分の何百倍詳しく、向こうでの体験の話もとっても面白かったし、日々感化されてたし、そういう背景もあって関心を持ったというのが1つ。

そして、参加を決めた理由のもう1つの理由が、今回のセミナーの主催がニールセン・北村・朋子さんだったってこと。朋子さんはデンマーク・ロラン島在住のジャーナリスト/ソーシャルコーディネーター・アドバイザーetc...と多岐にわたる肩書きをお持ちの方でそのライフスタイルには憧れる…

同志社大の民主主義についてのオンライン講義で、初めて拝見してから、
その時の学びをさらに深めたい、朋子さんの元でデンマークの民主主義について教養・知識をアップデートさせていきたいという気持ちがあったっていうのが参加の決め手になりました。

何をするの?.

セミナー📚
セミナーではデンマークで働く方々から生き方や民主主義、各回定められたテーマについてのレクチャーを受け、質問やディスカッションを通して学びを深めます。

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1回目…Asger Lünekilde Knudsen氏(シェフ,農家)        食文化&環境
2回目…Jonas Rasmussen氏(ジャーナリスト)                     メディア&政治
3回目…Sofie Buch Hoyer(magazine 編集長)                           教育&家族

1回目はすでに終えています。ヴィーガンやベジタリアンの方が多く環境に優しい食文化形成をしているデンマークですが、同時に輸出用の豚は有名。
しかしコロナで輸出ができなくなった今、国内需要がなく畜産に携わる人たちはかなり困っているそう。

そして、その話を聞いたときに日本はどうすれば環境に優しい食文化を形成できるかを考えました。1つは肉類の輸入を減らすこと。牛肉で示すと日本の7割以上がアメリカやニュージーランドから輸入をしているため、作らないというよりかは輸入しないことがまず第一段階として効果があるかなと考えました。それと並行して肉食から代用肉や野菜、魚などを中心とした生活に切替え「食べない」という選択に移行させていくことが、家畜の出す二酸化炭素削減への鍵になると考えました。

他にもデンマークの18歳-34歳の72%が「肉食を減らしたい」と考えていることや、デンマークも昔は冷食や加工品ばかりが出回っていたけど問題意識を持った人たちの努力で現在に至っていることなどを学びました。

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ワーク
ワークでは参加者の方々と決められたテーマに沿って話し合い・語り合いをしていきます。第1回目はイントロダクションも兼ねた、問いに答えるもの。
「立ち止まり心の声に向き合う」という題で2人1組になってQAを投げ合う。

ディスカッションではなくあくまで対話であることを理解した上で行われたワークでは、自分の中身が抉り出されたような感覚。以前から問う問われる形式のものは友人と遊びで行っていたものの、最近はやっていなかったのとコロナ禍での経験やそれを通して変わったことなどをここで知ることができました。蛇足かもしれませんが、私のAnswerをざっくり↓

Q.自己紹介
Kai。大学では文学部に所属しており副専攻で社会学(ジェンダー/ジャーナリズム)を学んでいる。最近はSNSメディアで社会問題について発信してる。
Q.参加理由
①ひとみさんの紹介 ②政治や環境など学びたい内容だったから。
Q.生きてて嬉しいと思えること
自分の発信によって周囲にポジティブな影響をもたらせたとき。
Q.人生での誇り
やりたくないことはやらない。モヤモヤを放置しない
Q.最高の気分になれること
自分の発信によって周囲にポジティブな影響をもたらせたとき。
Q.笑顔にさせること
自分の発信によって周囲にポジティブな影響をもたらせたとき。
同じ課題意識やその解決に向けて走っている人と繋がれたとき
Q.不安にさせること
日本の社会情勢
意思決定者の遅れた社会問題への意識/行動/発言
Q.妥協できないこと
どう発信すれば伝わるか
Q.いい人生を象徴する芸術作品
グスタフ・クリムトの諸作品
Q.何をしなければならない?
強迫観念よりもwantで。
Q.価値観/美徳
差不多、知る-考える-行動する
Q.方向性を示す 名言ことわざ
人間万事塞翁が馬
connecting dots
Q.存分生きるのに大切なのは何か
やりたいことをやりたいときにやりたいひととやりたいようにやれること
Q.他人とは何か
興味関心を相互に育てうるもの(?)
Q.いい人生とは
やりたいことをやりたいときにやりたいひととやりたいようにやれること

これから.

「立ち止まる、呼吸する、整える」。HPにあったこの言葉は春に受けてた
京大のオンライン講座「立ち止まって、考える」を彷彿とさせ、同じような意味を持つこの言葉にとても感銘を受けました。

このオンライン塾ではそれぞれがセミナー、ワークを通して学ぶだけでなく
それぞれが打ち立てた「課題」に対してどのようなアプローチをしていけばいいかの具体案を考え実行までを整えていきます。

私の課題はずばり
「若い世代にもっと「立ち止まって考える」選択肢を広めるには」。

受験や就職etc...生き急ぐ学生は知らず知らずのうちに外圧によるストレス負荷を受け、画一的で没個性的な生き方を強いられている。個人の幸せを再定義するための時間、「自分の好き」と向き合う時間のために、立ち止まって考えるという選択を広めたいと思ったのがこの課題設定の動機です。


回を重ねるごとに自分の中で民主主義の在り方を再定義させ、それと同時に得た知識や人の考え方を社会問題へ向き合う姿勢や広くは生き方に上手く生かしていくこと。そして自分の喜びである人へのシェアやポジティブなアクションにどう繋げるかもまた、考えていきたいです。題に(1)と書いた以上、シリーズ化を目標に書いていきたいと思います。

手習塾の公式インスタグラムも動かしているのでもし、ご興味があれば覗いてみてください!☺︎それでは、ごきげんよう。


いただいたサポートはジェンダー、気候変動など社会課題に関する教材費に充てます。