韓国に焦がれて旅をして。1
幼い頃から私は叔母や母の影響で韓流ドラマやK-POPを観たり、行きつけの韓国料理屋でチヂミを食べたりしていた私にとって韓国は最も行きたい国の一つだった。
歳をとって、社会的問題で軋轢が日韓で生じている事、それとは別に日韓合成のアイドルグループが人気な事、そして自分のように韓国に対して好意を抱いている人ばかりでないという事を知った。
仲がいいのか悪いのかよくわからないし、嫌っている人がいるのは何で何だろ?本当にそうなん?
漠然としたモヤモヤに駆られていた僕はチケット購入ボタンをポチッてた。
当日。一人で海外に行くのは初。高鳴っているのは期待なのか、緊張なのか。 灰色の空が広がるソウル駅へ着いたのは夕方。
独学で韓国語を勉強しているとは言えども対人はしてないのでチキる。5個~ってタソッケだよな。。やめとこ。
東大門には美味いものとコピー品がごった返す。
道を抜けると丸の内のようなビル群に囲まれる。SIMは買ってないので気合いで宿へ。
しばらくすると私好みの町並みに変化する。
日本より面積が小さい分少しエリアを移動するだけで顔がかなり変わる。ここは問屋街なのだろうか。
5kmのリュックを背負い、ゲストハウスへ着いた。しかしキーロックが外せない。
「ガチャッ!」内から鍵が開けられ、そこにはホストの方が笑顔で居た。
テンパって「アニョハセヨ」と言うべきところをを「カムサハムニダ」と言ってしまった。
出会って1秒で感謝。 まぁ悪くない笑
ホストオーナーは基本韓国語で話してる。外国人だとわかっても母国語で話すのって外国では一般的なんだよね。日本人は顔で判断してグダグダな英語使うけど。
「部屋は開けっ放で出かけて」と言われて布団の中にリュックを隠した。
「괜찮아요~ㅎㅎㅎ」
これが韓国に来て初めて完璧にわかった言葉である。この「大丈夫」を表す言葉にはこの旅でかなりお世話になった。
荷物を置いて市場へ向かう。
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