見出し画像

韓国に焦がれて旅して。3

朝。 IUをかけて朝シャワーを浴びる。前まで一人暮らしをするとなったら風呂がなければムリ!!!!だったけど、旅することでなくても生きていけるのに気づいた。 銭湯とサウナが家/職場周辺にあれば良いかな。

画像1

二人部屋は結局一人で使うことができた。ドライヤーで髪の毛を乾かし終え、荷物を持ってまだ薄暗い建物をあとにした。

地下鉄で2駅、まず美術館に向かう。地下駅を出ると外は明るく、しかしミセモンジで灰色の空気が広がっていた。

時間つぶしに入ったカフェから美術館までの道に慰安婦像が立っていた。隣に立っていたテントから人が出てきたときは緊張が走った。私たちは過去の現実から目を背けてはならない。


美術館は学生無料って書いてたけど学生証を見せたら無料になった。太っ腹…  上野でじっくり見れなかったデュシャンのレディメイドをゆっくりみれた。海外の美術館は人が少なくて落ち着く。

画像2


外に出ると韓服の日本人がたくさん歩いていた。忙しそうに映えている。 日本人が多いところは苦手でほんとなら市場巡りをしたいのだが、いかんせん買い物もしたい。梨大へ向かう。

弘大で降りると(寝過ごした)そこは鐘路三街とは全く違った空気感。服買わなきゃ。そう思っていた矢先、トイレに行きたくなる。カフェ以外トイレがない。

違う、カフェに行くとトイレと引き換えにドリンクを頼まなくてはならない。 急ぎ足で新村へ向かいつつトイレを探す。コンビニに入るがない。ない。ない!

トイレ探しに夢中になりすぎて道に迷う。20歳にもなって制御不能はやばいので結局カフェに入ることにした。

画像3

落ち着いた雰囲気、店には女性の2人組やノマドの女性。そして店員のヒョンニム。カタコトでトイレに行きたい旨を伝えると鍵をくれた。外に一回出るらしい。

え、わからん。

店に引き返す。勢いよくドアを開けたせいでお客さんの注目を集めてしまった。恥ずかしいのと限界が近づいたので顔が紅潮してくのがわかった。

すると察したお兄さんが場所まで案内してくれた。命の恩人や。。

店に再び戻り席に着くと「日本人ですか?」と店員のヒョンニムが声をかけてくれた。「ネ!」と答えるとニコッとしてくれた。

画像4

ただでさえゆったりできる空間なのにこんなコミュニケーションが取れるとずっといたくなる。ステキ…猫ちゃんとも遊びたかったけどカフェを後にする。また行く

新村、梨大、明洞、東大門でショッピングを済ませ飯。またもや動画で観た焼肉屋に行く。一人焼肉は沖縄一人旅の時やったので慣れっこだ。

1.5日の弾丸旅最後の晩餐は焼肉と決めていた分美味い。

画像5

「夜はこれからだ」と言うソウルの街を後に空港へ向かう。早い。

画像6

空港内のチムチルバンにありったけのウォンを出してチェックインし、風呂に浸かる。まさか旅でゴボゴボする風呂に入れるとは思ってなかった。

チムチルバンには早朝便で何処かへ向かう旅人であふれていた。その状況を理解した時一体となったのを感じた。

思い立って行った韓国弾丸一人旅。

不安や心配など御構い無しに善意で溢れた方にたくさん会えた。

未だ偏見の目を持ってしまっている人にこの良さを伝えるためにどうしたらいいか。

考えた結果まずは発信かな、と考えた。
先日出した内閣府のプロジェクトのほか、韓国領事館のSNSサポーターへの応募そして日韓交流グループへの参加もした。

ただ、ステキなものがステキな人、ステキになれる人に伝われば良いな。

画像7

いただいたサポートはジェンダー、気候変動など社会課題に関する教材費に充てます。