政権交代から10年~あの時の民主党議員は今~

この記事を投稿している2022年12月18日は自民党が政権を奪還してから10年目の節目の年に当たります。
2009年の総選挙で309人もの議員を当選させた民主党ですが、ここ10年は低迷が続いています。
当時の民主党議員は今どうなっているのか?データでまとめてみました。

2009年の総選挙で当選した民主党衆議院議員309人の現在(グラフ)
2009年の総選挙で当選した民主党衆議院議員309人の現在(図)

2009年の総選挙で当選した民主党衆議院議員309人のうち、現在でも国会議員なのは衆議院議員69名、参議院議員5名の計24%です。
また、7%にあたる23人は地方に転出し、そのうち都道府県知事は三日月大造氏(滋賀県知事)岸本周平氏(和歌山県知事)玉城デニー氏(沖縄県知事)の3名です。

2009年の総選挙で当選した民主党新人衆議院議員154人の現在(グラフ)
2009年の総選挙で当選した新人民主党衆議院議員154人の現在(図)

2009年の総選挙で当選し、小沢チルドレンと呼ばれた新人議員154人の現在を見ると、さらに厳しい状況が見て取れます。
まともな地盤が無く風のみを頼りに当選した新人議員は多くが落選の憂き目見て、そのまま引退してしまっており、旧民主党の世代交代がまともにできていないことが分かります。
尚、2009年に民主党から比例単独候補として当選した新人議員で現職なのは愛知1区に転出した立憲の吉田統彦氏と維新の参議院比例に転出した石井章氏の2人のみです。

2009年の元民主党議員の所属政党(2022年12月現在の現職議員のみ)

また、ここ10年で野党は離合集散を繰り返していますが、現職議員74名の所属政党を見ると、最多は立憲の54名、次いで維新と自民の5名となります。立憲は所属衆議院議員96名のうち51名が政権交代以前の議員であり、民主党政権の負の遺産を引き継いでおり世代交代が進んでいない事が分かります。
さらに、旧民主党系政党の低迷を見て、第三極の維新や与党の自民に移籍する議員が出始めている事が分かります。

2012年~2021年の総選挙立候補者と当選者数(2009年時点の元民主党議員のみ)

2012年~2021年の総選挙立候補者と当選者数です。過去4回、当選者数はあまり変わっていませんが、元職の立候補者数が減っており、高齢のため引退したり、長く続く浪人生活に耐え切れず脱落する元議員が続出していることがわかります。

2012年から2021年まで4連続で出馬して落選した元議員

それでも、上記の表のとおり4連続で出馬し4連続で落選した議員が11人います。
尚、その中でもれいわに移籍した櫛渕氏は繰り上げ当選により実に10年ぶりの返り咲きを果たしました。

地域別全議員リスト

最後に、各ブロックごとに2009年の元民主党議員の現況をまとめたので掲載します

北海道

2009年の元民主党衆議院議員の現況(北海道)

東北

2009年の元民主党衆議院議員の現況(東北)

北関東

2009年の元民主党衆議院議員の現況(北関東)

南関東

2009年の元民主党衆議院議員の現況(南関東)

東京

2009年の元民主党衆議院議員の現況(東京)

北陸甲信越

2009年の元民主党衆議院議員の現況(北信越)

東海

2009年の元民主党衆議院議員の現況(東海)

近畿

2009年の元民主党衆議院議員の現況(近畿)

中国

2009年の元民主党衆議院議員の現況(中国)

四国


2009年の元民主党衆議院議員の現況(四国)

九州

2009年の元民主党衆議院議員の現況(九州)

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