何もしない時間も大事

最近、本を読み始めたという記事を書いたが、先日から「アウトプット大全」という少し前に流行った本を読んだ。そこで、学んだことについて書く。

「何かをしていたい」という欲求

社会人は大学生と比較して、自由な時間が減少する。
そのため、仕事以外の時間を有効活用しようと、スキマ時間に読書やネットサーフィンをしている。常に何かをしていないと「時間がもったいない」と感じていたのかもしれない。

ぼーっとするのは、脳にいい

そんな中、「アウトプット大全」の中で「ぼんやりすることが脳を活性化する」という話を読んだ。ぼーっとするときは、脳内で「デフォルトモード・ネットワーク」が活発に活動されるそうだ。デフォルトモード・ネットワークとは、脳のアイドリング状態ともいえ、「スタンバイOK!いつでもいけるぞ!」となる。この状態において、未来のシミュレーション、過去の情報の整理、今置かれている状況の分析ができる。

ひらめき力を上げるのにも効果的

さらに、デフォルトモード・ネットワークを稼働させると、ひらめきがしやすくなる。
想像性が上がる場所といわれる4B(Bed, Bathroom, Bus, Bar)は、いづれもぼーっとする時間である。アルキメデスの原理やベンゼン環の構造など、歴史的な発見も「創造性の4B」と関係している。ただ、私も含め、最近の人は4Bの場所でもスマホを使っていることが多い。せっかくのぼーっとしやすい環境でさえも、スマホで「何か」をしている。(しかも、大して重要なことはしていない。)今後、入浴時やバスに乗っている最中ぐらいはスマホを触らず、意識的にぼーっとしてみようと思う。(ただし、常にぼーっとはしないように笑)


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