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【30】抗がん剤2回目当日:「ゆっくりと、自分を痛めないように注意しながら。」

今日の予定は、
・8時から血液検査
・9時からチーム長と話す
・13時から抗がん剤の点滴

でした。

朝7時40分くらいに着くと、ほとんど人がいない。これはいい、と、受付の顔見知りの女性に、「午後からの点滴用の荷物を預かってもらえますか?」と頼むと、すんなりオッケー。ラッキー。手と足を冷却するグッズがかさばるのと重いのとで。

なんせ今日は、初の長時間待機時間ありの日なんです。(日本では、父の病院に付き添って行ってたときは、毎回数時間待ちだったので、慣れてたんですけどね。)

さて、血液検査は、初めて、身体に埋め込んだポートから行いました。血管に注射するよりぐんと楽!どちらにせよ、血液検査は数分で終わり。
待合室に戻って、待機。

待合室の様子。こじんまり?

看護師さんが名前を呼びにやってくるんですが、わたしの名前が呼ばれるタイミングが分かりやすい。みーんな、発音に自信がないので、読み上げる前に、数秒神妙な顔になり、頑張って発音してみる、みたいな感じで。初めての方は必ず、「ねえ、わたしの発音、大丈夫だった?」と、申し訳なさそうに聞いてくる。基本、エネルギッシュな方ばかりなので、このギャップが可愛く思えたり。

9時からチーム長とのお話し。
前回、ステロイドに脳をおかされたと伝えると、「じゃあ今日から少し減らしましょう。」と。やったあ。

「眠くなり過ぎたりしませんでしたか?」と聞かれて、「いやーそんなことはなかったような。(←覚えてない・・・)」と答えたんですが、後々、点滴しながら、「めちゃくちゃ眠くなるではないか!」そう、前回は夫が同席してて、ずっとくだらない雑談してたから眠気に気づかなかったのかもだ。

血液検査の結果を見ながら、「問題ないですね~。」と言われるも、「え、
これは、大丈夫ですか?少なくないですか?」といちいち反応するわたし。
「いやー、抗がん剤治療中は、もっともっと下がる人いるし、あなたはまだ全然問題ない。」と。ほんとかー。白人、身体強すぎなんじゃないか?

最終的に、ヘモグロビン(貧血)と好中球(白血球の一種)が若干減少気味なので、要経過観察、とメモしてもらった。

そして、2階のいい感じの場所に移動。

テーブル席を確保。そこからの眺め。
天井が高くて解放感抜群。

ここで4時間か~。と思ったけど、案外あっと言う間。というか、最近心がけてる、「動かない時間作りプロジェクト」には最適だったような。ずーっと座ってました。

最初に読んだ、棚に置いてあった患者向けの冊子からのメモ

Take each day as it comes. 
その日その日を大切に

患者向けの冊子

日々、調子がいいときもあれば悪いときもある。将来を考えるのではなく、起きてから、それから、自分がその日にできることをやりましょ。って流れ。

Go slow, and be careful not to hurt yourself.
ゆっくりと、自分を痛めないように注意しながら。

患者向けの冊子

まーさーに。

わかっちゃいるんだけどねー。家中の壁に標語を貼るか。

それから、夫愛読のほんわかアメコミを読んで、笑う。くすっとおもしろい。サザエさんとか意地悪ばーさんみたいな感じ。

で、抗がん剤の点滴。

抗がん剤ブース

この写真、すごい暗いけど、実際はとても明るいし、目の前の壁の汚れも全然気にならない。

抗がん剤コーナーに貼られてるポスター

はーい、みなさん、静かにしてくださいね~。実のところ、かなりおしゃべりが繰り広げられてます。看護師さんが定期的に回ってきてくれたり、雑談したり。

ほんとにどの看護師さんも素晴らしい方達ばかりで、尊敬してもしきれないというか。感謝感謝。

夫が仕事帰りに、迎えに来てくれて、4時30分頃家に到着。身体がだるかったので、ちょっと無理矢理ベッドに横になってみる。が眠くないので、起きて、夜ご飯食べて、お風呂入って、ヨガと瞑想少しして、ベッドへ。

ステロイドの副作用で、頭が覚醒されて、ほとんど寝ずに、あきらめて4時30分起床。

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