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NASAの清掃員の話 〜人生に目的が必要なわけ〜

こんにちは!

前田です。

何気なくネットニュースを見ていたら、マーク・ザッカーバーグがハーバード大の卒業式の祝辞で述べたスピーチ記事のことを知りました。

とても学ぶところが多く、これはぜひ取り上げたいなと思いました。

スピーチ全体のテーマは、「人生に目的が必要なわけ」です。

彼は冒頭で、こう語っています。

本日は目的について話したいと思います。でも、目的を見つけることについて、普通の卒業スピーチをするわけではありません。私たちはミレニアル世代です。それを本能的にやろうとするじゃないですか。 だから代わりに、目的を見つけるだけでは十分ではないとお伝えします。誰もが目的意識を持つ世界を創造することが、私たちの世代の挑戦です。

目的を見つけるだけでは十分ではなく、「誰もが目的意識を持つ世界を創造することが、私たちの世代の挑戦です」と言っています。

この言葉に、私はハッとされました。

私がお世話になっている先輩方は、いつも
「君はなぜ、その目標を達成したいのか?」
と目的を聞いてきます。

私は頭が硬いので、「目的とは抽象的なもの、目標とは数値を含んだ具体的なもの」という、まるで辞書のような捉え方をしていました。

そのため、「目的」と聞かれると、それっぽい数字や目標値を並べて、「どうだ、自分は考えているだろう」という逃げ方をしてこなかっただろうか?

目の前の数字などは、どうしても環境や状況に左右される。
しかし大事なのは、そんなことに左右されない人生の目的なのである。

先輩方は、それを伝えたかったのではないでしょうか。


みなさんは、イソップ寓話の「三人のレンガ積み職人」の話はご存知でしょうか?

あるところに三人のレンガ積み職人さんがいました。
一人目の職人さんに「あなたはなぜレンガ積みをしているのですか?」と聞いたところ、「生活するために仕方なく」と答えました。
続いて二人目に同じ質問をしたところ「町一番のレンガ積みになって、お金を稼ぐため」と答えました。
次に三人目の職人さんは「私が積んだレンガで建物や橋ができて、町の人々が喜ぶ顔を見るのが楽しみで」と答えました。

さてみなさん、三人のレンガ積み職人さんのうち、誰が一番幸せだと思いますか?というお話しです。

この話は私も知っていましたが、ここでまた頑固な頭なので、「よくできたお話しだな」という目が、もしかしたらあったかもしれません。

そんな頑固な頭でも、先ほどのマーク・ザッカーバーグの祝辞に登場する、実際にあったお話しにはとても考えさせられました。

私の大好きな話があります。ケネディ大統領がNASA宇宙センターを訪問したとき、ほうきを持った用務員の男性を見つけて、何をしているのかと尋ねました。男性はこう答えました。「大統領、私は人類を月に運ぶ手伝いをしています」

目的とは、自分よりも大きいものの一部であるという感覚です。必要とされている、取り組むべきより良いものに携わっているという感覚です。目的こそが、真の幸福をつくります。

私は、いまようやく、「目的と目標がいつもワンセットな理由」を感じ取ることができたと思います。

誰もが目的意識を持つ社会を創造すること、このことに私もとても心を動かされました。

私も、常に自分の目的と、その先にある社会の創造を考えながら、今日すべきことを達成していきます。


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