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長野まゆみ 少年アリス(河出文庫)を読んで

今回の作品は長野まゆみさんのデビュー作の少年アリスです。それでは、抽象的感覚派読書感想文、推薦文を書いていきます。

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これは不思議な話です。主人公のアリスと友人の蜜蜂が夜の学校へ、三十六色の色鉛筆を取りに行く目的で向かうのです。すると夜の学校にもかかわらず理科室で見たことない子供たちが授業を受けているのです。アリスはある物のせいで、そこにいる子供たちと同じ存在だと見なされて授業に参加することになってしまいます。アリスは彼らに捕らえられてしまったのです。蜜蜂はアリスとはぐれてしまって心配になり彼を助けにむかうのです。

摩訶不思議な世界を長野さん独特な言語で構成した作品です。様々な実在する植物や生物、架空の動植物の名前が漢字で表記されて文を追っているだけでも現実離れしていく感覚になるのです。どういうこと?と思った人は是非一度手に取ってページをめくってみて下さい!

この作品は甘くてカラフルに光るハチミツのような作品でした。植物の花弁の色が作品を虹色の印象に仕立て、夜の小学校の独特で不可思議な世界の出来事はふんわりと柔らかな甘みを感じるのです。砂糖の甘さではなく天然の甘さを感じることになります。

以上で読書感想文を終えます!

僕の作品は下のリンクからお願いします!新人賞受賞のために全力で書かせてもらった作品です。まあ、結果は伴わずでしたが……。良ければ読んでいただけると幸いです!


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