◤ライター◢ 好きなことが仕事になった時。[#50]

「WEBライティング技能検定」を受験した。
当たり前だけれど、ライティングに必要な技術と経験が足りていないことを認識した。
しかし、#note毎日投稿 を続けていたことで「書くこと」への抵抗感が全くなかった。やはり習慣は大切で、これからも継続していこうというモチベーションにもなった。

試験が終わった瞬間、「手応えあんまりかな。また来月挑戦しようか」というネガティブな気持ちが出てきた。しかし、すぐに、「書くってやっぱり楽しい。もっと技術も知識も増やしたい」という前向きな気持ちに切り替わった。

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試験後、「書くこと」で感じた悔しさは「書くこと」で解消しようと思い、クラウドワークスでタスク案件に応募した。

これまでは、「ひとつの記事にどれぐらい時間が掛かるのか分からない。もし時間が足りなくて納期を守れなかったら先方にご迷惑が掛かる。退職して時間が十分取れてからにしよう」という考えから、登録していても実際に応募したことがなかった。
でも、今日は「そんなことを言っていたらいつまで経っても始められない」という思いに駆られ、思い切って応募することにした。「出来る/出来ない」ではなく「やる」のだ。

『テーマに沿った記事を1時間1,000文字以上』
応募ボタンを押した時、不安とともに安堵の気持ちが広がった。
内容がどれぐらいクライアントのご意向に沿えているか心配であったが、それはクライアントが決めること。
わたしは結果を待つのみ。

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暫くしてから、スマホに一つの通知が来た。
画面には「クライアントより報酬が支払われた」ことが書かれていた。

『65円』
これが、わたしのライターとして初めて頂いたお金である。

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会社員をしていると、自分の仕事とお給料がどれぐらい結びついているのかが分からなくなることが多い。
リハビリテーションは診療報酬であり、○○時間で○○点(○○円)と決められている。
しかし、実際に払われるお給料は、「自分がどれだけのリハビリを提供したか」ではなく「どれだけ勤務したか」で決まる。忙しい時期でも時間に余裕がある時期でも、大差ない。
毎月ある程度のお給料をいただけることは有難く、新人の頃は「私なんかのリハビリで、これだけのお金をいただいて良いのだろうか」という“申し訳なさ”があった程。
しかし、その感覚も次第に薄れていき、いつしかお給料が入ることが当たり前のようになっていた。

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「自分の行ったことが直接金額として提示される」という初めての経験に、心が熱くなった。
ありきたりな言葉であるが、嬉しさと幸せが入り混じった感情が込みあげてきた。

自分が好きでやっていた作業が「お仕事」になり「お金」が発生する。
お金が発生する怖さはあるが、とてもやりがいを感じる。
ますます「ライター」というお仕事にハマりそうである。

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