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ニューヨークのとけない魔法|お福分け通信#110

なんでも、挑戦したくなる質、なのである。

先日、たまたま、ずっと前に気になりつつ、でも結局買うことはなかった本に再会した。

思わず手に取った。

「ニューヨークのとけない魔法」

第1刷が2007年だから、え、もう15年前?
いやいや、第33刷が2016年。多分この頃だったはず。始めて見かけたのが。

日本とニューヨークを拠点にして活躍する著書が『“人間のにおい”のするニューヨーク』をコンセプトに、日々のニューヨーカーとの触れ合いを、短編の形で綴っている。

なんだか夢中になって、一気に読んだ。

登場人物は、
ニューヨークの住まいの隣に住む独り身のお婆さんだったり、
シェアルームをした一応ユダヤ教徒だけどクリスチャンのイベントも好きな友人だったり、
カフェでたまたま隣に座った著者に話しかけたくてしょうがない女性だったり、
仕事の電話で話たおしゃべりなオペレーターだったり、
ホームレスでも希望と夢を胸いっぱいに詰め込んだ男性だったり。

読み終わると心がほっこりするような、人との一期一会のふれあいの貴重さ、尊さを思い知らされるような、そして、ニューヨークに行ってみたくなるような、そんな本。

で、その「ニューヨークのとけない魔法」に感化されて、同じリズムで文章を書きたくて、ここのところのお福分け通信で試行錯誤している。

なんでも挑戦したくなるのだ。

★著者のサイト


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