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友人の一言で好きなものを好きと言えるようになった思春期の小さな思い出

観覧注意!

深いい話を書くような長めのタイトルで書き始めましたが、内容はすごくくだらないので、お忙しい方は最後まで見ないことをお勧めします。


思春期っていろいろと不安定で、自分の考えもまとまってないし、回りに流されたりして学校生活を送っていたりします。

その時の過ごし方で、大人になってからもその影響で自分らしく出来なかったり、回りに流されることでしか人と接することが出来ない人もいます。

それが正しいという人もいますが、大人になるにつれて苦しいと思うことが増えることもあります。

自分が好きなものを目の前で否定されても、自信を持って好きと言えるでしょうか。

もしかしたら自分の感覚がおかしいのではと、不安になったりしないでしょうか。

それが一般的に少数派のことであっても、好きと言えるでしょうか。

例えば、大人になって

「一番好きな食べ物はタコさんウインナー」

と言ったら、笑われるでしょう。でも、本当に好きなら隠すことはないと思います。

そこで笑われて終わってしまうと、後々心に残ってしまうので、ここは敢えて

「タコさんウインナーを舐めたらいけない。プリっとした赤い皮と、あの足の開き具合がご飯と絶妙に絡まって超美味しい。なんでも良い訳じゃない。ベストは足6本だね」

と妙にこだわってみたりすると、バカにしていたほうが、

あれ?俺が間違ってんのか・・・?

となって、それ以上突っ込めなくなったりもします。ネタみたいに使って面白い奴だと気に入られるかもしれません。


そんな風に考えるきっかけになった出来事を思い出したので、ほんとくだらない話ですが紹介します。


高校生の時、私はこっそり「生活笑百科」が好きで見ていました。(すでにくだらない雰囲気)

相談案件をもとに漫才をするシステムがすごく好きで、もちろん面白いのですが、時には感心したりして凄く好きでした。相談案件を面白く、そして分かりやすく伝える話術が凄いと思っていました。

当時はオール阪神巨人さんや、大助花子さんがよく出ていました。

それに相談員の上沼恵美子さんの大袈裟なしゃべりがとても面白くて、毎週こっそり見ていました。

でも高校生です。正確には中2ぐらいから(どっちでもいい)。

当時の人気と言えば、ダウンタウン・ウンナン・とんねるずさん達です。学校でもその話でもちきりです。

「昨日のごっつ見た?」

と言えば、もうその話題で楽しく話せますが

「昨日の生活笑百科見た?」

と言って共感する人なんていません。


そんな時、友人と芸人さんで誰が好きかという話題になり、皆ダウンタウンやとんねるずとか言ってたのですが、ある友人が

「俺、生活笑百科の阪巨師匠(←高校生なのに師匠って言う、しかも略す)の漫才がダントツで面白い」

と言ったんです。

みんな、え?生活・・・何百科?・・・師匠?みたいな空気だったんですが、もう私の心の中は


でしょでしょでしょでしょーーーーー!


もう、目から鱗というか、胸のつかえが取れたという感じでした。

私の言えなかったことを、何のためらいもなく言い放ったその友人は凄いというか、面白い人でした。

それから私もその友人につられて、自分の好きなものは好きと自信を持って言えることが出来るようになりました・・・

とさ。

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