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348.20221123:トゥの回:駱駝のメルメルさん


トゥ

 
12月4日に存在を知った
駱駝らくだという生き物に
泰市たいちが興味津々だったので調べました。

駱駝はこの星にも生息していて、
砂漠では馬のように愛玩動物として
親しまれているという事で、
貸し自動車屋ブンブンの界狭間を使わせてもらって
三人でワケイザ国王の海岸沿いの村へ行ってきました。

「馬のように」成る程!
大きさが馬と同じくらいなのですね。
ランに抱き上げてもらうまでは、
我々トゥと泰市小さいもの倶楽部員には
全体像が見えませんでしたが、
あちらから興味津々に顔を下げてくれたお蔭で
初めて我々が会った馬のホーさん
バサバサの睫毛と優しい瞳が
そっくりな事が最初に分かりました。

図鑑で知った知識について
本当なのか訊いてみた処、
駱駝のメルメルさんは
我々の目の前で海水を飲んで見せてくれたり、
コブの部分の皮膚がくたくたに余っている
赤ちゃんを特別に見せてくれたり、
とげの生えた植物をものともせず
食べて見せてくれたり、
足の裏を見せて指を数えさせてくれたり、
大サービスしてくれました。

今回はありませんでしたが、
口無き者と声無き者の声を聴く術オルエハスネム巫術で知り得た情報で
図鑑や事典が修正されると、
謝礼を貰えます。
独り占めしない方が得をするシステムって良いですよねぇ。

マリエラセス暦3903年12月8日白曜日24時42分。
(この星の一日は26時間)


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