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20220413☆:トゥの回:神域

トゥ

今日は訓練の後にランを誘って

神域へ休みに行った。

環を持つ土塊の星には幾つも宗教があって、

竜や龍、祖先、黒魔術、口寄せ巫術の他は、

脳筋な万能神、縁結びの神、自己実現の神、記憶と記録の神のような

二足歩行種族の死ぬ間際の強い願いから産まれた神を信仰している。

信仰は一つだけの人もいるし

幾つもの人もいる。

どの宗教も神殿があって、

神殿は不思議な威厳と神々しさを醸していて、

神域は隔世されて

――黒魔術の為の場所でさえ――

視えない清らかなさざ波を肌に感じる事ができて、

何にも触れてないのに心身が洗われて

何かキレイなものに満たされた気持ちになるので、

トゥは消耗してる感じの時は

あちこちにお邪魔していた。


まだランの鼻が微妙な感じなので、

わらにもすがる想いで試してみた訳だけれど、

期待以上に相性が良かったよう。

アパートに一番近いから行ったのが

脳筋神様の神域だったから

ちょっと複雑な気分だけど

感謝の気持ちを多めに捧げてきた。

【神域の一角】

マリエラセス暦3903年4月16日曜日24時2分。


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