20220322☆:トゥの回:トゥの加護
きゅーきゅるるんるんとんるんーぴゃーらるるぴるるるー♪
膜鳴楽器が律動を優しく柔らかく導いて、
弦鳴楽器と気鳴楽器が小さな花々のように可憐に歌い、
まだら模様の兎小人が軽やかに虹を渡る。
誰も残していない歌詞が
勝手に音楽に乗って聴こえる。
もーぉさみしーくぅなぁい♪
山の民の人が教えてくれた事によると、
トゥの加護のあらわれ方のひとつなのだそう。
この音楽を作った人が一度は口ずさんだけど、
書き留めるのをやめたり
書いても公開するのをやめたりした
幻の歌詞が音楽に乗って聴こえる。
ずっと大して嬉しくなかったけど、
今回は大感激の大感謝。
この作曲家は何故歌詞を隠したのかしら。
もったいない!
物語がとっても分かりやすくなったから
ランにも聴かせたかった。
ともあれ、
セトフォルド舞踊はとーっても素敵だった!
お小遣いを貯める喜びができた。
兎のままだったら知りようの無かった楽しみ。
ヒト型最高!
小人最高!
加護最高!!
マリエラセス暦3903年3月22日白曜日22時50分。
#ファンタジー #一次創作 #プラトニック #バースセイバー
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