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茶道を学び始めて15年、裏千家准教授のお免状を拝受いたしました。その背景。

こんにちは、全国通訳案内士歴13年の服部花奈です。

通訳案内士にもそれぞれ得意分野がありますが、私の得意分野は伝統文化で、
特に茶道が大好きで、社会人になってから茶道のお稽古を始めましたが、
気がつけば学び始めて15年、
そして先日茶道裏千家より准教授のお免状を拝受いたしました。

社中を持っているわけではありません

裏千家ではだいたいお稽古を始めて10年くらいで「茶名」という茶人としてのお名前を家元からいただくことができて、それと同時に「専任講師」というお免状をいただきます。

その前は「助講師」なので、「専任講師」になると
一人前になれたような気分になります。

実際のところ、お茶の世界は学べば学ぶほど、奥深すぎて
本当に奥深すぎて
だからお茶は基本的に「一生かけて」学ぶものなんですが
学べば学ぶほどに「あぁ、何も知らない気がする(涙)」と沼にハマりそうな感じがするほどの奥深さです。

でもお免状としては「専任講師」なので
自分の師匠の元での学びは継続しつつ、
自分自身でも人にお茶を自信を持って教えることができる立場になります。

私は通訳案内業が本業なので
茶道教室を本格的に持っているわけではありませんが
リクエストがあればプライベートのお稽古をしたり
主には外国人向けの英語茶道体験を対面でしたり
コロナ禍ではオンラインでしたり、がメインの教える活動でした。

また、コロナ禍ではありましたが
アメリカの大学より招聘を受けて
アメリカの大学生さん向けに茶道の講座もさせていただきました。

なので、自分で社中を持っているわけではありませんが
一応世の中に茶道を伝える活動をしてきたことを評価していただけたのだと思います。無事、准教授のお免状をいただくことができました。

茶道人口がコロナ禍で減少、覚悟と決意を新たに

私の師匠の社中ではコロナ禍でお稽古をやめる人はいませんでしたが
聞いたところによると、全国で数千人という規模で茶道人口が減ったとのこと。

私は茶道の他にお能(謡と仕舞と小鼓)のお稽古もしていますが
能楽界もやはりお稽古人はコロナ禍で減少したとのこと。

こうして美しい、誇るべき日本の伝統文化・芸能が
廃れていくのは悲しいというか、勿体無い。

現代日本において廃れていく理由は一つではないと思うのですが
(敷居が高そう、家元制度・お免状制度ってお金がかかりそう、とにかく色々難しそう・堅苦しそう、など)
私は私にできる方法でこれからも茶道の美しさ・素晴らしさを伝えていこうと
准教授のお免状を前に決意と覚悟を新たにいたしました。

「外国人に伝える目線」で学ぶ日本文化オンライン講座

これまで13年間、全国通訳案内士として日本の美しさを外国の方へお伝えしてまいりましたが、
外国人だけでなく、日本人の方にもお伝えしたいと思い
そこに全国通訳案内士としての知識と経験を織り交ぜて
「"外国人に伝える目線"で学ぶ日本文化オンライン講座」とさせていただいております。

茶道も含めて、日本文化の美しさを
「外国人に伝える目線」つまり日本を外から客観的に見る視点、
外国文化との類似点と差異を意識しながら学ぶ講座をしております。

興味がありつつなかなか日本文化について触れる機会や学ぶ機会がない方に
外国人の目線も含めながら
気軽に
わかりやすく
お伝えしたい、触れていただきたい、という思いでさせていただいています。
オンラインなのでさらに気軽に。

不定期開催ですが、もしご興味があってスケジュールが合うようでしたら
お気軽にご参加いただけましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

<追記 2023/12/5>
現在日本文化オンライン講座は法人様のみで、個人様向けには動画講座を開始いたしました。
コンテンツの追加が、通訳案内の繁忙期の合間をぬっての作業なのでゆっくりですみませんが、現段階「日本文化の基本の基本 神道と仏教」の講座が動画にてご視聴いただけます。
ご興味ございましたらご覧くださいませ。

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