見出し画像

オンボロ物件再生なるか第4話

シェアハウスって聞くとおしゃれでインテリアも凝ったイメージがありますよね。おかんもそんなおしゃれなシェアハウスを目指していました。しかし現実はオンボロのまま。手伝いの助っ人くんに「おしゃれな物件になるわよ」と言うとあれれ、「。。。」返答なしでした。誰もそんなことは想像できなかったのです。

なぜにくっ付いているの

大工さんの仕事と並行して、おかんと助っ人くんは古い壁紙を剥がす作業に取り組んでいました。部屋の壁はペンキと壁紙で仕上げる予定です。ところがどっこい、この壁紙が厄介だったのです。コンクリートの壁に直に貼られた壁紙は、糊でべったりくっ付いてどうやっても取れないのです。最初はスケイパーを何種類か用意して剥がそうとしますが、糊でくっ付いた壁紙はびくともしません。水を用意し濡らしてもダメ。その後、試したのはお湯で濡らす→強力粘着剤剥がしスプレー→スチームクリーナーで蒸気をかける、どれもいまいちで作業は進みません。結局は地道に水スプレーをかけながらスケイパーで剥がしていきました。貼ってから何十年も経った壁紙は、そうやすやすと取れなかったのです。最初の壁紙を剥がすとまた下には黒カビの壁紙が出てきました。二重に貼られていたのです。当時、貼り換えた職人さんが最初の壁紙剥がすのが面倒でその上から貼っていたのです😮‍💨

寒っ、真冬のペンキ屋稼業

やっとの思いで壁紙剥がしが終わると、ペンキ塗りが待っていました。時は12月。暖房はありません。それでもペンキを乾かすために窓は開けたまま。ペンキを塗るのは、外壁に面している居室のコンクリートの壁と天井です。他に、浴室、洗面所、トイレの壁、押し入れを改造したクローゼットの中です。用意したのは水性ペンキのホワイトで7リットルです。レインコートの上下を身にまとい三脚を用意しローラーで塗っていきます。ひとたび塗って乾いてから見ると、白い色を塗ったはずなのになぜか茶色っぽい色。「あれ、おかしいな。ちゃんと塗ったのに」天井には茶色の木が貼られていました。木からアクが出ていたのです。「白い色はね、難しいんだよ。前の色が出てくるんだよ」と助っ人くん。何かいい方法はないかと調べてみると「古壁用アク止め剤」なるものが。「よし、これを塗ってから塗装しよう」と天井にハケでアク止めを塗っていきました。乾いてからペンキを塗るとアクは止まりましたが、それでも何か薄汚い白い色。ローラーも天井ですと力が入らずうまくペンキが密着しないし、遠心力でペンキが吹き飛んでそこらじゅうペンキのポツポツが。。。😖

必要は発明の母

そこで閃き💡、100均で売っている浴室用掃除の柄のついた四角いスポンジが先に付いているものを調達して塗っていくと、今度は大丈夫。うまく密着して手で届かない所にも大活躍してくれました。こうして塗っていったペンキ塗り。1度塗り、2度塗り。。。5度塗りでようやく満足する仕上がりになったのでした。ペンキ7リットル缶を4個使うことに。今でもおかんのことを「ペンキ屋さん」と呼ぶ助っ人くん。ペンキ職人に徹した日々でした🖌️

大工さんてすごい

大工さんの仕事はこんな感じです。

キッチンと隣の部屋の防音材付きの壁を作る。ドア枠と新しいドアの取り付け

壁紙を剥がした居室と居室の間の壁には防音材付きの石膏ボードを貼る

畳だった床は下張りをする。後から、おかんと助っ人くんでタイルカーペットを敷く

トイレの壁も新しく作り、ドア枠とドアを取り付ける。

キッチンの壁にキッチンパネルの取り付け。吊戸棚の取った後のへこみは板で覆う。後でペンキで塗装

こうしておおまかな工事は、地味に進んでいったのでした。大工さんはほぼ一週間ほどで、この工事を終わらせてくれて、その速さに驚いたのでした😲

さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもいただきありがとうございます。それではまたね。ばいばーい😃




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?