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斜に構えてばっかりで。その4

  本当は意識の高い人間になりたかったと最近よく思う。お洒落になりたかったし、インスタグラマーなるものにもなりたかった。いや、なりたかったと言うのは正しくない。なりたいなう、である。がしかし無理だなと諦めている。何をどうしたら26歳フリーターがそんな風になれるのだろうか。そもそも論、本当になりたいのだろうか。

 YouTubeを垂れ流しにしておくと勝手に流れる「ルーティーン動画」。朝早く起きて、シャワーを浴びてよく分からんスムージーやらプロテインを飲む動画が羨ましい。自分もそんな意識高そうな人間になりたかった。

 お洒落にもさして興味がない。勿論見かけには人並みには気を使っているつもりではある。唐突に、何かの間違いで女の子とデートに行く時に困らない程度のお洒落ですけど。でもそれくらい。ブランド品にもあまり興味はない。だったらアニメの円盤が欲しい。

 お米も土鍋で炊いてみたい。

 休みに日にカフェでpc触ってみたい。

 カメラを趣味にしてみたい。

 でも、興味がない。この羨ましいの源泉はどこにあるのだろうか。承認欲求のようなものだろうか。考えてみればこのnoteもそう言う気持ちから来ているものだった。

 じゃあどうしよう。

 興味のあるところから実践してみようと思う。無理に始めるものではないので、手のつけられるものから。身に付いて困らないものから。

 とりあえず読書は始めてみた。先月の終わり頃から休日の朝に少しだけ。数年ほど前、お芝居をしていた頃にはなるべく多くの作品に触れることが大事だと思い、積極的に読むようにしていた。その時以来真面目に。

 物語に入るのに時間がかかり、30ページ程で終わる時もあれば一気に読了する日もある。今日は3時間程読んでいたので、上々。

 久しく忘れていた知らない作品をとむと言う行為はなかなかに良いものだと思う。想像力も国語力もつくし、世界が拡がるのは気持ちいい。いつか自分で描いてみたいと言うことも思うが、流石にそれは物書きという職就いている方々に失礼か、すみません。

 次の休日は今さらながら火花を読みます。話題になった作品を読みたい。

 コーヒーでも飲みながら、ゆっくりと過ごしたい。

 ね?意識高そう。

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