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【読書感想②】 仕事が速い人は、これしかやらない 著者:石川和男

仕事が速い人の仕事術がわかりやすく書かれている本です。

著者自身は、建設会社役員、税理士、大学講師、コンサルタント、セミナー講師の5つの仕事を掛け持ちするスーパーサラリーマン。

以前は毎日残業ばかりで、仕事が遅かったそうですが、時間管理術や生産性向上能力を身に着けた結果、仕事が速くなったそう。

著書では、仕事が速い人と遅い人の大きな違いは、

「注力すべき仕事を見極め、最速で終わらせること」

と書かれています。

つまり、仕事の力の入れどころを理解することで、非効率な仕事をなくし、仕事を最速で終わらせるのが、仕事が速い人になるコツとのことです。

書かれるポイントが明確でわかりやすいので、頭にスッと入ります。
集中すれば、2時間ほどで読み終えるのではないでしょうか。

以下著書のポイントをまとめてみましたので、参考にしてみてください。

個人的に参考になったのは、ポモドーロの法則を使って、各タスクに取り組むことと、6W3Hの思考法を使って、情報の抜け漏れを防ぐことです。
まずは実践し、習慣化させることを目指します!

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仕事が速い人の「7つの原則」

1.仕事に期限を設ける
2.やると決めたら、5秒以内に始める。→5秒経つと人はやらない理由を考え始める。
3.仮説を立てて、まずは動く。
4.仕事は細分化 →複雑な仕事こそ、細分化。
5.仕事を他の人に任せる
6.時給換算して、仕事の費用対効果を見極める
7.やらない仕事を見つける

作業効率が劇的に上がる最速「タスク処理」メソッド

1. 朝はまず難易度の低い物をこなし、ウォーミングアップ
2. 1日の仕事とプライベートのタスクを一つのノートに全て書き出す。  →終わったものには、赤丸、翌日に持ち越したものは青丸。
3. タスクを書き出し、予言成就を刺激。                →人は予言したことを終わらせようとする心理が働くので、それを利用。4. 石川式ポモドーロの法則(14分作業をして、1分休憩)。
5. 付箋は使わない。                         →記憶に残らない、機嫌がわからない、紛失するなどデメリットが多い。
6. 自分との約束を先にスケジュールに入れる。
7. 机の上は、常に整理整頓。無駄な物は置かない。

もう仕事を抱え込まない!「コミュニケーション」の秘訣

1.数字で伝え、曖昧さを省く。
2.仕事が遅い人の対処法を理解すること。仕事が遅い人は、以下の7パターン
 ①完璧主義
 ②全体像がわかっていない
 ③優先順位がつけられない
 ④指示が理解できていない
 ⑤仕事に不慣れ
 ⑥自信がない
 ⑦整理整頓ができない
3.内なる環境の変化を作る。                      →人は他人から気にかけられていると、作業効率が上がる
4.会議の目的と終了時間を最初に宣言。
5. 人格を否定するのではなく、行動を指摘する。

1秒でもムダにしない「チーム仕事」が速くなるコツ

1.物を探す時間を減らす。→物を減らす
2.文房具、書類、パソコンのファイルを減らす→毎日使うもの、毎週/毎月使うもの、捨てられるものに分類。パソコンのファイルは、検索で引っかかるようにするに加え、日付を入れる
3.格納場所を決める。書類もファイルも移動させたら、元の場所に戻す。
4.メールをチェックする回数と時間を決める
  ①出勤時、13時、15時、帰社前など
  ②緊急のメールは、スキマ時間に確認
  ③開いたメールは即返信して、2度読みを防ぐ
  ④午前中は、重要なメールしか開かない
  ⑤社内メールは無駄を省くルールを決める
  ⑥複雑な内容は電話で伝える
  ⑦メールの受信通知はオフ
  ⑧メール返信の制限時間は15分
5.目的、目標、期限、数字を明確にする
6.超高速PDCA →チームで仕事するときに、朝のミーティングでチームの当日業務を明確化。その日の夕方に振り返りと改善。

「0→1」を最速で生み出す、クリエイティブ思考術

1.クリエイティブな仕事とは、「書くこと」。→アウトプットするためには、インプット量を増やす
2.自分で勝手にテーマを決めて、制限を設ける。→自由に制限を加えることで、クリエイティブな仕事が可能に。
3.手本のない仕事をするときは、まず情報を集める。
4.他人と会話することで、アイディアを引き出す。
5.6W3Hで、提案書、プレゼン、インタビュー抜け漏れを防ぐ。
 ○6W
  Who:誰が主体/担当?
  What:何を?目的と目標は?
  When:いつ?いつまでに?
  Where:どこで?
  Why:なぜ?理由は?
  Whom:誰に?対象者は?
 ○3H
  How:どのように?
  How much:いくら?
  How many:数量?人数?

6.アイディアを形にするには、まずは無心で始める。最初から完璧を目指さない。
7.見直しは後でOK

自分の時間が増える「すぐやる人の習慣」

1.緊急ではないが、重要な仕事は朝一に行う
2.読書やセミナーに参加するときは、自分の課題を認識し、それを解決するために勉強していることを意識。
3.読書は、書かれた内容を試して、習慣化
4.自分のレベルを上げたければ、レベルの高い人と付き合う

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